観察日記

渡り蝶のアサギマダラがフジバカマに飛来しました

投稿日:2019年9月1日

渡り蝶のアサギマダラが、毎年9月になると野草園のフジバカマの花に飛来します。少しずつ増え9月の下旬に最も多く200頭近くにもなります。そして蜜を十分吸って成熟し、再び南の地方へ飛んでいきます。10月上旬頃までいます。

アサギマダラ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アサギマダラ(タテハチョウ科)

羽を広げると10cmにもなる美しい大形の蝶です。「アサギ」とは薄い藍色や水色のことで、羽の黒い支脈の内側が白っぽい水色になっていることを表しています。蔵王の山々で生まれ育ったアサギマダラの一部が、フジバカマに飛来し蜜を吸っていきます。雄はフジバカマの蜜を吸う必要があります。雌を惹きつけるフェロモンを作るために必要な物質が蜜の中に含まれているからです。 (「七草の庭」のフジバカマに飛来)

 

 

センニンソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センニンソウ(キンポウゲ科)

山野の地面に生える多年生のつる植物です。茎は長く伸びてまばらに分枝し、葉は奇数羽状複葉です。葉の腋に白色の花を多数つけます。花弁に見えるのは萼片で十字に開きます。花後、雌しべの花柱が長く伸びて白色の毛が付きます。それを仙人のひげに見立てて名前がついたようです。 (「マグノリア通り」に見られます)

 

 

ツルマメ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルマメ(マメ科)

 野原や道ばたなどに生えるつる性1年草です。茎には下向きの粗い毛があり、細く他物に巻つき、長く伸びます。葉は互生し3小葉からなり、両面とも毛があります。小葉は狭卵形~披針形です。葉腋から総状花序を出し、径5~8mmの淡紅紫色の蝶形花を3~4個つけます。花後2~3個の種子が入った豆果をつけます。 (「七草の庭」などで見られます)

 

 

ホオズキの果実2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホオズキの果実(ナス科)

黄緑白色の花を咲かせた後に、萼は大きくふくれて果実を包みます、初めは緑色だった萼が熟すに従って橙色に変わってきます。中に赤い果実が入っています。薬用植物で乾燥した根が咳止めや利尿剤として使われます。 (「薬草コーナー」で見られます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザミに似る花を茎先につけるタムラソウ

投稿日:2019年8月31日

タムラソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タムラソウ(キク科)

山地の草原などに生える草丈1~2mの多年草で、葉は互生して羽状に分かれ裂片は4~7対です。茎頂に紅紫色のたくさんの筒状花が集まったアザミに似る花を上向きにつけます。しかし葉や茎には刺がありません。 (「ひょうたん池」の南西側や「スワンヒルの庭」の南側に見られます)

 

 

ノブキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノブキ(キク科)

山地の木陰などに生える多年草で、葉は三角状腎形、裏面に白い綿毛が密集します。フキの葉に似ていますが、葉柄に狭い翼があるので見分けがつきます。中心から50~80cmの茎を立ち上げ、上部に目立たない白い筒状花をつけます。 (「深樹の小径」の登り口などに見られます)

 

 

アキノウナギツカミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキノウナギツカミ(タデ科)

水辺や湿地に生える草丈0.6~1mの1年草です。茎は分枝しつる状に長く伸びて他のものに寄りかかるようになります。茎には下向きの短い刺があって、それがヌルヌルしたウナギでもつかめるだろうということで名がついたようです。葉の基部は矢じり形で茎を抱いています。枝先に淡紅色の小花が10数個集まってつきます。 (「水辺の花コーナー」などに見られます)

 

 

アカバナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカバナ(アカバナ科)

湿地に群生する多年草で草丈30~60cmです。対生する葉は10~20対で、花は淡紅白色の4弁花で径8mm程、雌しべの柱頭は白色のこん棒状です。茎や葉は紅紫色を帯びるので「赤花」の名前がついたようです。 (「水辺の花コーナー」などに見られます)

深く5裂した白い花弁に斑点のある花をつけるアケボノソウ

投稿日:2019年8月28日

アケボノソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アケボノソウ(リンドウ科)

山野の湿地などに生える2年草で、草丈が60cm~90cm、茎は直立して分岐し、その先に径2~3cmの白い花をまばらにつけます。花は深く5裂して広がり離弁花に見え、花弁の先側には黒紫色の斑点が、中程に黄緑色の2つの斑点があります。2つの斑点は蜜腺溝でここから蜜を分泌します。白い花弁を夜明けの空に、黒紫色の斑点を星に見立てて「曙草」と名づけられたようです。 (「ミズバショウの谷」に見られます)

 

 

ヌルデ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌルデ(ウルシ科)

北海道~九州の山野に生える落葉小高木で雌雄異株です。葉は奇数羽状複葉で見た目はウルシそっくりです。違いは葉軸にはっきりとした翼があることです。枝先に円錐花序を出し黄白色の小花を多数付けます。幹を傷つけると白色の樹液がしみ出し、これを器具などに塗ったことからヌルデの名がついたようです。ウルシのように樹液に触れてもかぶれないようです。 (「水辺の花コーナー」の南西側の道側に見られます)

 

 

ボタンズル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボタンヅル(キンポウゲ科)

山野の日当たりの良い所に生え、木質化するつる性の多年草です。葉腋から花序を出し白色の花を多数つけます。4枚の十字形に広がった花弁に見えるのは花弁でなく萼片で、開いている多数の長い雄しべが目立ちます。名前は葉がボタンに似て、つる性であるからのようです。 (管理小屋の西側に見られます)

 

 

ミゾソバ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミゾソバ(タデ科)

溝や水辺に生育する草丈30~70cmの1年草です。葉は卵状ほこ形で長さが4~10cm、オオミゾソバのように葉柄の翼はありません。茎の先に付く花は花弁の下部が白色で先の方が紅紫色で5裂しています。別名はウシノヒタイ、葉の形が牛の顔(額)を思わせることによりつけられたようです。 (「水辺の花コーナー」など所々に見られます)

 

 

チヂミザサ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チヂミザサ(イネ科)

山野の林内や道端などに生える高さ30cm程の多年草です。ササに似た葉は端にしわがあり、縮んだように見えるのでこの名がついたようです。茎頂に花穂をつけ、それは2mm程のたくさんの小穂からなっており、果期になると粘液を出してくっつきます。 (園内の所々に見られます)