観察日記

6月前半の主役《カキツバタ》開花

投稿日:2020年5月26日

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カキツバタ(アヤメ科)
上品な青の花弁に白い線、カキツバタの特徴です。どれも美しくて優劣つけがたいことを、「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」というようですが、初夏の水辺で風に揺れるカキツバタは美しくて気品があります。少し遅れてノハナショウブが咲き始めますが、カキツバタとそっくりです。野草園で、違いを見比べてみるのも楽しみ方のひとつです。アヤメ科の達人になってみましょう。(「水辺の花コーナー」で見られます)

 

 

 

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ホオノキ(モクレン科)
「んっ?何の香りですか?」側を通るだけで、甘くやわらかい香りを感じます。ホオノキの花が咲き始めました。普通は高い木の上に咲くのでなかなかじっくりと見ることはできないのですが、学習センターの側では近くで見ることが出来ます。 大きな葉は、朴葉味噌などに使われます。(「クリンソウの谷」などで見られます)

 

 

 

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ミズキ(ミズキ科)
早春に幹や枝を切ると、樹液がたくさん滴り落ちることから、“水の木”の意味でミズキという名前がつけられたようです。 枝が水平に広がり白い花をたくさん付けるので、まるで枝の上に雪が積もっているかのように見えます。山形では、小正月に飾る「だんご木」として使われることで知られています。(「ひょうたん池」の北西側のミズキ林で見られます)

 

 

 

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サラサドウダン(ツツジ科)
名前を漢字で書くと、“更紗満天星”。赤い筋の入った様子を“サラサ”模様にたとえています。横から花を見るのもいいですが、下から眺めてみるのも綺麗です。まさに、満天の星。なんと素敵な名前でしょうか。白いドウダンツツジと花の形は似ていますが、花の先がすぼむ壺形にならず、先が広がり釣鐘形になります。見比べてみましょう。(「中央広場」の西側や「ツツジの丘」で見られます)

 

 

 

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タニウツギ(スイカズラ科)
この時期、山に出かけるとピンクの花がたくさん咲いているのに出会い、その美しさに見とれてしまいます。タニウツギです。田植えの時期に花が咲くので「田植花」とも呼ばれます。他にも沢山の方言での呼び名があるようです。谷間に多く見られるウツギ(空木)なので、この名前が付いています。 「クリンソウの谷」の南側などで見られます

 

 

 

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ハナイカダ(ハナイカダ科)
葉の上に花が咲くなんて驚きです。葉が花を乗せた筏(イカダ)のようです。葉脈と花軸が一緒になっているのだそうです。雌の木と雄の木が別々です。(雌雄異株)左の写真が雌木の葉に付いた雌花。右側の写真が、雄木の葉に付いた雄花です。雌花は通常1個、雄花は数個まとまって付きます。しばらくすると、雌木の葉の雌花があったところに実が出来ます。(学習センター西側の登り道で雄の木を、炭焼き小屋への登り道で雌の木を見られます)

ようやく見つけましたササバギンラン

投稿日:2020年5月23日

ササバギンラン (2) ササバギンラン (7)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ササバギンラン(ラン科)
細長い葉が笹の葉に似ていることが名前の由来です。別種ギンランとそっくりですが、葉が細長くよりスマートです。また、茎の上の方の葉(実は葉のような形をした苞)が花よりも上まで伸びるので区別がつきます。まるで蕾のように見える花は、これでも精一杯咲いている状態のようです。植物の花では、白い花をギン(銀)、黄色い花をキン(金)にたとえることがよくあります。(「野草の丘」の奥で見られます)

 

 

 

アマドコロ (6) アマドコロ (11)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマドコロ(キジカクシ科)
曲がった地下茎とひげ根が、ヤマノイモ科の《トコロ(オニドコロ)》にそっくりだといいます。また、食べると甘みがあることからアマドコロという名前がつきました。うりふたつのナルコユリと区別するには茎を触ってみましょう。ごつごつと角張っているのがアマドコロ、つるっとして円いのがナルコユリです。 (「マグノリア通り」などで見られます)

 

 

 

ホウチャクソウ (3) ホウチャクソウ (27)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホウチャクソウ(イヌサフラン科)
白と薄い緑の花で、垂れ下がる様子が《宝鐸:ほうちゃく(寺院のお堂や五重塔などの軒先の四隅につり下げられる風鈴のような飾り)》と似ていることが名前の由来です。アマドコロと似ていますが、アマドコロの花弁はくっついていて筒状なのに対して、ホウチャクソウは花弁が6枚で1枚1枚離れていてバラバラです。花を触ってみましょう。(「花の草原」で見られます)

 

 

 

チゴユリ (1) チゴユリ (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チゴユリ(イヌサフラン科)
小さいユリの花のようなので、《稚児百合》と名前がついたようです。背丈が低いうえに下向きに咲くので、写真を撮るのに苦労します。種子で増えるほかに、四方に根を伸ばし、それぞれを切り離して増えていくという方法もとるようです。まさに、《分身の術》です。 (「ひょうたん池」の西側などで見られます)

 

 

 

サワフタギ (22) サワフタギ (21)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サワフタギ(ハイノキ科)
枝を横に広げていく特徴があり、谷間の沢を覆うように(蓋をするように)葉を茂らせていきます。それで、サワフタギという名前がつきました。そういえば、年寄りが蓋をすることを、山形弁で《ふたぐ》といっていたのを小さい頃に聞いたことがあります。「早ぐ穴ふたいでこい!」なんてね。たくさんの白い花をつけ、満開になるととても綺麗です。(「ひょうたん池」の西側で見られます)

 

 

 

ボリジ (20) ボリジ (16)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボリジ(ムラサキ科) 別名ルリジサ
星形の花の形から、スターフラワーと呼ばれることもあります。また、ボリジの青色は聖母マリアの青い衣を描く時に使われたということから、「マドンナ・ブルー」とも呼ばれているようです。スープやサラダの付け合せなどに使われ、食用に利用されています。ボリジ、ホタルカズラ、チョウジソウ、綺麗な青がそろいました。 (「ハーブ園」で見られます。)

 

 

甘い香り、そして、ソフトクリームのような形のトチノキの花

投稿日:2020年5月22日

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トチノキ(ムクロジ科)
甘い香りがして、ソフトクリームのような形になる花の集まり(花序)をつけます。ひとつの花序には百数十の花がついているようですが、ほとんどが雄しべだけをもつ雄花で、雄しべと雌しべをもつ両性花はわずかです。ですから全部実になる心配はありません。そうなったら重くて枝が折れてしまいますから。 一つ一つの花の中が黄色い時は蜜も花粉もあるから虫を誘っている目印、赤くなったら花粉も蜜もおしまいで虫には別の花に行ってもらう目印とか。不思議です。(「中央広場」などで見られます)

 

 

 

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フジ(マメ科)
「藤の花房」は、山形第二小学校のシンボル・校章になっています。1894年の山形市南部の大火事の際、校庭にあった藤の古木が校舎類焼の危機を救ったというエピソードがあるようです。校歌の歌いだしも、~♪紫の藤の花ぶさ咲きかおる♪~また、「花ふじ」は、山形出羽小学校の校章にもなっています。ひとつひとつの花の神秘的な美しさと、花房になったときのいっそうの美しさをひとりひとりの子どもの個性とまとまったときの美しさに例えているようです。どちらも素敵です。(「クリンソウの谷」の藤棚で見られます)

 

 

 

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チョウジソウ(キョウチクトウ科)
やさしい青色が美しい花です。花の下のほうが筒状になり、上のほうが平らに広がっているので、横から見ると“丁の字”に見える。これが名前の由来の一説です。 マグノリア通りで、近くにホタルカズラ(5/17観察日記掲載)が咲いていますが、花の青色の違いを楽しんでみるのもいいでしょう。(「マグノリア通り」などで見られます)

 

 

 

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ミツバウツギ(ミツバウツギ科)
山形では、若葉を食する《ナンマイ》として知られています。今、白い花が満開を迎えており、園内いたるところで爽やかな感じを受ける花を咲かせています。小葉が三枚、幹の中が中空の空木(ウツギ)で、この名前がつきました。(「クリンソウの谷」の西側などで見られます)

 

 

 

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エビネ(ラン科) (ジエビネ)
漢字で書くと《海老根》。地下の球根が海老の背中のようにみえることが名前の由来です。でも、掘ってみなければわかりませんから、ランの仲間の花を楽しんでください。 (「ミズバショウの谷」の東側の杉林などで見られます)

 

 

 

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クリンソウ(サクラソウ科)

クリンソウが大きく成長し、見ごろになってきました。五月下旬、山形市野草園の主役です。幾段にも花がついたクリンソウを横から撮影するのもよし、また、上から撮影し《打ち上げ花火》のような写真を撮るのもいいでしょう。6月上旬まで楽しめます。