観察日記

クマシデの雌花が咲き出しました。

クマシデ(カバノキ科) 「ロックガーデン」登り口、「野草の丘」と「大平沼」の間の道路沿いにあります。

 本州・四国・九州に分布します。山地や平地に生える高さ14mにもなる落葉樹です。新枝は有毛です。葉は有柄で互生し、有毛です。雌雄同株で雌雄異花。新葉と花芽が同時に開きます。晩春、小枝から黄褐色の雄花穂が垂れ下がります。雌花穂は新枝の先に上向きにつき緑色です。雄花は雄しべ多数で花糸は2岐(き)しています。雌花は苞鱗(ほうりん:花または花になる芽を覆って保護するうろこ状の小片)内に2個あり、子房1個と2花柱があります。果穂は大型で葉状の苞鱗が密生しています。カタシデともいいます。  

 和名「熊四手 (クマシデ)」は、玉串やしめ縄につけられる白い紙を折った「四手(しで)」にどことなく似ていることから「シデ」で、 「クマ」は、果穂の果苞が密で、アカシデやイヌシデの果穂よりも大きく見えることからのようです。

 

お待たせしました  シュンラン(ラン科)が咲きました

 「ロックガーデンを登ってY字路を右側(西側通路)」を進むと、シュンランがご覧いただけます。今シーズンに入り、「まだ咲かないか」と質問を受けることもたびたびありました。人気の植物です。

 日本各地によく見られる野生蘭の一種です。国外では中国にも分布しています。山林や山地の乾燥した土地に生える常緑の多年草で、葉は多く2列の扇状に出て上半は湾曲して垂れ、暗緑色です。早春に開花して、普通1茎1花で花茎は根元に側出して葉より低く、花は淡黄緑色で香りがあります。内花被は外花被より短く、ずい柱(主にラン科の花に見られるもので、雌しべと雄しべが合体したもの。ずい柱の先端に花粉の塊がついている。)を抱きます。唇弁は多肉で強く反巻し、白色で多少の紅紫斑があります。和名は、春に咲く蘭に由来し「春蘭(シュンラン)」です。別名ホクロ、ジジババとも呼ばれます。

ヤマウグイスカグラは「マグノリア通り」に多く植えられています

ヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)

 日本固有種です。本州の中西部、四国および九州に分布し、山野に普通に生えています。花はやや曲がった漏斗状で先端は5裂します。葉は後に開きますが、長さ約5センチメートルの楕円形です。葉の両面に粗い毛がまばらにつきます。初夏にグミに似た赤い実を熟し、甘くおいしいです。花筒等の毛の具合で、多ければミヤマウグイスカグラ、全く無毛ならばウグイスカグラです。

 ミヤマウグイスカグラは「ロックガーデン」に、ウグイスカグラは「ツツジの丘」にあります。是非見比べてみてください。

 ヤマウグイスカグラの枝とは全く違う感じの丸いつばの様なものがある枝が生えています。これは徒長枝(とちょうし:上に向かって勢いよく伸びる枝のこと)で、丸い部分は、枯れた托葉です。そこにも冬芽が2つついています。この托葉は幼木や徒長枝に見られます。

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