色と形が絶妙です  ツリフネソウ

 「ひょうたん池南側」の湿地で、ツリフネソウが咲きました。

 東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布します。日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生します。高さ30~50㎝の1年草で、茎の先の方の葉腋に、大きさ3.5~4㎝の紅紫色の花を咲かせます。花弁状の3個の萼と、唇形の3個の花弁を持ち、距は長く筒状になり、最後はクルッと巻いています。

 紫・白・黄のカラフルな色合い、ラッパのような形、そして最後がカールしていて、なかなかおしゃれな花です。和名は「釣船草、吊舟草」。 花の姿が、帆掛け船をつりさげた様に見えるためです。 

ホツツジが咲きました

「ロックガーデンを登り、分岐点を右に行ってすぐ」で、ホツツジが咲きだしました。

 北海道の南部、本州、四国、九州に分布する日本固有種で、山里などに普通に自生する落葉低木です。高さ1~2m程、多く枝分かれし、小枝は赤褐色で、尖った3稜があり無毛です。葉は対生し、倒卵形で、先端は尖り、長さ3~6cmになります。8~9月頃、枝先に円錐花序に多数の白色で先端に淡紅色の小花が横向きに開きます。花弁は外側に反り返り、雄しべ6で、雌しべ1は、花冠から長く突き出ます。

 長く突き出た雌しべが印象的です。和名「穂躑躅」は、花が上向きで穂のようになって咲くため付けられました。

 

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