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観察日記

花の大きさと芳香 《ヤマユリ》咲き始め

投稿日:2020年7月18日

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ヤマユリ(ユリ科) 咲き始め

7月下旬の主役、ユリの女王“ヤマユリ”が咲き始めました。本州中部から北の山地に生える、日本固有種のユリです。大きいもので花径が20cmを超えるほどの大形の花を数個つけるので、その重みによって倒れがちになることさえあります。この時季、ヤマユリに近づくと、その強い芳香に驚いてしまいます。「いよいよ本格的な夏だよ!」と教えてくれるような花です。(「薬草コーナー」向かい側斜面などで見ることができます)

 

 

 

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キキョウ(キキョウ科)咲き始め
秋の七草として良く知られている、ご存じキキョウ。茎の上部に青紫色の花を開きます。英語名で“バルーンフラワー”と呼ばれます。なるほど、蕾の形が風船のようです。秋の七草のひとつですが、山上憶良の詠んだ「秋の七草」にでてくる「アサガオ」がキキョウのことだと言われています。 (「マグノリア道り」や「七草の庭」で見ることができます)

 

 

 

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ヤブカンゾウ(ワスレグサ科)
春の若葉はおいしい山菜のひとつだそうです。また根も薬用として利用されています。花は咲いても種子ができない植物なので、地下茎で増えていくようです。八重咲きのように見えるのは、雄しべや雌しべが花弁のように変化しているからです。(「マグノリア通り」や「学習センター」西側で見ることができます)

 

 

 

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ネムノキ(マメ科)
ネムノキの名前のとおり、夜になると葉を閉じてしまいます。枝先に10~20個の紅色の花を付けますが、花弁は小さく、花のように見えるのはたくさんの淡紅色の長い雄しべです。その中に白い糸状の雌しべが混じっています。 漢方で、樹皮が鎮痛や精神安定に使われるようです。(「中央広場」の東側などで見ることができます)

 

 

 

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リョウブ(リョウブ科)
樹皮が薄片となってはがれ落ち、はがれ落ちた跡は茶褐色でなめらかに見えます。特徴のある樹皮なので、すぐリョウブと分かります。(ナツツバキやサルスベリの樹皮に似ています)枝先に小さな白色の花をたくさん付けますが、雄しべや雌しべが長く花から出ています。 その昔、葉を保存食とし、飢饉に備えたとも言われています。(「マグノリア通り」で見ることができます)

 

 

 

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オオダイコンソウ(バラ科)
ダイコンソウという名前がついていますが、バラ科の植物です。根生葉がアブラナ科の大根の葉と似ていることが名前の由来になっています。茎先に黄色い5弁花を付けますが、花には雄しべと雌しべがたくさんあります。オオダイコンソウの花を見つけたら、ぜひ接写してみましょう。 (「吉林の庭」などで見ることができます)

 

 

花弁がねじれる《トモエソウ》

投稿日:2020年7月15日

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トモエソウ(オトギリソウ科)
オトギリソウにそっくりですが、決定的な違いは花弁が同じ方向にねじれて、巴(ともえ)状に回転しているように見えること、そして、花弁に黒天がないことです。写真の花弁は右回り方向にねじれています。左回りもあるようですが、花弁がねじれる理由はよく分かっていないようです。絶滅が心配されている種で、園内でもわずかしか見ることができません。 (「アジサイロード」北側で見ることができます)

 

 

 

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クサレダマ(サクラソウ科)
名前を聞いたとき、その響きに一瞬驚きます。でも、「草 連玉」と書き、マメ科のレダマ(連玉)に似ていることが名前の由来のようです。品のある柔らかな感じの花なので、名前の音の響きに惑わされず、じっくりと見てみましょう。 (「水辺の花コーナー」などで見ることができます)

 

 

 

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カライトソウ(バラ科)
長いもので15cmほどにもなる、美しい穂状の花です。ひとつひとつの小花に花弁はなく、長い紅紫色の雄しべが目立ちます。この雄しべを、“唐糸”に見立てたことが名前の由来です。雨の時は小花同士が引っ付いてしまい美しさが半減しますので、晴れているときが見ることがおすすめです。 (「七草の庭」で見ることができます)

 

 

 

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クサキョウチクトウ(ハナシノブ科)
北米原産の多年草です。花の色が鮮やかなので、庭に植えて楽しんでいる方が多いようです。常緑低木のキョウチクトウ(夾竹桃)に似ている草というのが名前の由来です。まだまだ梅雨空ですが、野草園の夏の花として園内を彩ります。 (「スワンヒルの庭」で見ることができます)

 

 

 

 

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カワラナデシコ(ナデシコ科)
“秋の七草”のひとつですが、毎年7月には咲き始めます。昔から河原などに自生し、“子のように撫でたい”ほどの可愛らしさということが名前の由来のようです。鮮やかなピンク、深く細かく切れ込みの入った花弁は格別に美しく印象に残ります。花期は長く、9月まで楽しむことができます。 (「スワンヒルの庭」などで見ることができます)

 

 

 

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オミナエシ(スイカズラ科)
本種も、カワラナデシコ同様“秋の七草”のひとつです。枝分かれした茎の頂に、黄色の小花をたくさん付けます。小花は一気に開くことなく、時間差をつけてバラバラに咲きます。ですから花の間に蕾も目立ちます。長い期間咲き続けて、虫を呼び寄せるためと言われています。名前のオミナは“女”、エシは“飯”、それでオミナエシというのが名前の由来です、女飯とは粟飯のことと言われています。 (「薬草コーナー」、「七草の庭」で見ることができます)

 

 

 

 

 

 

 

雨が似合います アジサイ

投稿日:2020年7月11日

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アジサイ(アジサイ科)《別名::ホンアジサイ》
アジサイの花は手鞠咲き(てまりざき)と呼ばれ、全て飾り花(装飾花)です。ひとつひとつの花には、雄しべや雌しべがありません。手鞠咲きのアジサイは園芸品種で、全て人の手で挿し木増殖されたものです。自生地はありません。アジサイは、アジサイ属の一部の総称とされ、他と区別するために「ホンアジサイ」と呼ばれることがあります。土壌の酸性度が高いと青色、アルカリ性度が高いと赤色になります。 (「ハーブ園」の南側で見ることができます)

 

 

 

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ガクアジサイ(アジサイ科)

ガクアジサイの花は、中心に雄しべと雌しべのある両生花があり、まわりに装飾花があります。装飾花を両性花を囲む額縁に見たて、額咲きと呼ばれます。アジサイの手鞠咲きとガクアジサイの額咲き、どちらがお好みでしょうか。ガクアジサイの突然変異したものがアジサイです。(「ハーブ園」の南側で見ることができます)

 

 

 

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カキラン(ラン科)
花の色が橙黄色で、柿の実の色に似ていることが名前の由来です。漢字で“柿蘭”と書きます。花は短命で、2~3日で終わってしまいます。花の期間が短いうえに、他の草に隠れて見つけにくいようです。さらに、花が下向きなので、写真家泣かせの花です。 (「水辺の花コーナー」で見ることができます)

 

 

 

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ナツツバキ(ツバキ科)
“夏”に“ツバキ”に似た白い花を咲かせることが名前の由来です。花弁の縁には鋸歯があり、よく見るとギザギザに見えます。樹皮はなめらかで、古い樹皮がむけ黄褐色の美しいまだら模様になります。花だけでなく、樹皮も楽しむことができます。 (「吉林の庭」で見ることができます)

 

 

 

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キクイモモドキ(キク科)
“擬き(もどき)”がつくのは、“似ているけど違うもの”という意味です。ヒマワリ属のキクイモに似た花を咲かせることからこの名前がついたようですが、“キクイモに似ている花を咲かせるけど違う”などという名前、何となくかわいそうな気もします。 みなさんだったら、何という名前をつけるでしょう。(「スワンヒルの庭」の北東側で見ることができます)