観察日記

冬の寒さに備える桜の木の冬芽たち

投稿日:2019年11月24日

オオヤマザクラの冬芽2オオヤマザクラ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオヤマザクラの冬芽(バラ科)

東北、北海道に多い野生種の桜で、野草園にもたくさんあります。今は冬芽が寒さを防ぐために茶色の芽鱗でおおわれています。4月後半頃、赤みがかった色をした若葉が開くと同時に花も咲きます。(写真右) (園内の所々に見られます)

 

 

カスミザクラの冬芽2カスミザクラ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カスミザクラの冬芽(バラ科

野生種のサクラで園内にもたくさんあります。今は茶色の芽鱗に包まれた冬芽が枝先についています。短毛が無くすべすべしています。オオヤマザクラが咲き終わる5月初め頃にカスミザクラが咲き始めます。(写真右)カスミザクラも赤い若葉と花が同時に見られ、花は白っぽくヤマザクラに似ています。花柄に毛があるのが特徴です (園内の所々に見られます)

 

 

ヤマザクラの冬芽2ヤマザクラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマザクラの冬芽(バラ科

西日本の山野に多い野生種の桜です。今は茶色の芽鱗に包まれていますが、その芽鱗は少し開いているのが特徴です。4月になると、花が咲くのと同時に赤みを帯びた若葉も開きます。(写真右)花は白色か淡紅色の5弁花ですが、園内の多くがオオヤマザクラなので、花弁はそれより白っぽいです。 (「ひょうたん池」の東側などに見られます)

 

 

ソメイヨシノの冬芽2ソメイヨシノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソメイヨシノの冬芽(バラ科)

日本全国に植樹され春の桜として親しまれています。その冬芽は茶色の芽鱗でおおわれていますがたくさんの短毛が付いているのが特徴です。4月後半になると、花が先に咲き、若葉は後に開きます。(写真右) (「野草の丘」の東側に見られます)

 

 

 

いろいろな方法で冬の寒さに備える樹木の冬芽たち

投稿日:2019年11月21日

トチノキの冬芽トチノキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トチノキの冬芽(ムクロジ科)

掌状複葉の落葉高木で、今は枝先に茶色の冬芽を付けています。数枚の芽鱗からなり、表面は樹脂を分泌し粘性があるので、さわるとペタペタします。5月下旬ごろ開花します。小花は雄しべの長い白色の4弁花で、それが20~30個集まり円錐形の花序(写真右)をつくっています。 (「中央広場」などに見られます)

 

 

ホオノキの冬芽ホオノキ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホオノキの冬芽(モクレン科)

日本産樹最大級の単葉をつける落葉高木で、今は灰色のキャップ状の芽鱗に包まれた冬芽を枝先に付けています。非常に大きく、その枝の所々に葉痕も見られます。5月になると枝先に径20cm程の白い花(写真右)が開きます。花の萼と花弁の区別は明瞭でなく9~12個です。 (「クリンソウの谷」に見られます)

 

 

キタコブシの冬芽2キタコブシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キタコブシの冬芽(モクレン科)

落葉高木で、今は寒さを防ぐために白い毛でおおわれた冬芽を枝先に付けています。春、暖かくなるとそこから花が出てきます。側にある小さなものが葉の冬芽です。4月に白い6枚の花弁の花(写真右)を咲かせます。 (「マグノリア通り」などに見られます)

 

 

オオカメノキの冬芽2オオカメノキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオカメノキの冬芽(レンプクソウ科)

バンザイをしているような形の冬芽です。中央の丸いものは花の冬芽で両脇にあるのが葉の冬芽です。冬芽は裸芽(芽鱗をもたない冬芽)で、葉脈も見え短い毛(星状毛)が密生しています。4月下旬頃にガクアジサイのような白い花(写真右)を咲かせます。 (「スワンヒルの庭」などに見られます)

 

 

 

 

カエデ属の樹木の果実は翼果です

投稿日:2019年11月17日

ヤマモミジの果実カラコギカエデの果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カエデ属の果実たち(ムクロジ科)

園内には紅葉のきれいなカエデ属の樹木がたくさんあります。しかし今は紅葉が終わり、葉が散って果実だけがたくさん残っています。カエデ属の果実は翼果です。翼果の片側に種子があり、そこから平らな翼が伸び、それが2個くっついたものです。ヤマモミジの翼果(写真左)は2個が鋭角に、カジカエデの翼果(写真右)はほぼ平行にくっついています。やがてそれらは回転しながら落ちていきます。 (所々に見られます)

 

 

サンシュユの果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サンシュユの果実(ミズキ科)

春には黄色い小花をたくさんつけていましたが、今はグミのような赤い果実をたくさんつけています。渋くて美味しくありませんが、その果実を使って果実酒を造り強精剤などとして使われます。 (「吉林の庭」に見られます)

 

 

カンボクの果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カンボクの果実(レンプクソウ科)

初夏に白いガクアジサイのような花を咲かせましたが、今は真っ赤な果実を多数付けています。つぶしてみると強い臭気があり鳥も食べないようです。そのため果実は葉が落ちた後も春まで残ります。 (「クリンソウの谷」の北西側などに見られます)

 

 

ツルリンドウの果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルリンドウの果実(リンドウ科)

山地の木陰などに生えるつる性の多年草で夏に淡紫色で先が浅く5裂した筒状の花を咲かせていましたが、今は濃い紅紫色の長さ2cm程の果実(液果)を付けています。 (七草の庭」の西側などに見られます)