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ナツハゼが咲きました

 ナツハゼが咲きました。写真は「ロックガーデン」と「マグノリア通り」のナツハゼです。

 日本では、北海道・本州・四国・九州に分布し、中国と朝鮮半島南部にも分布します。特に花崗岩の土地を好み、山地に生える落葉低木です。樹皮は灰褐色で縦に裂け、縦長の薄片になって剥がれます。葉は互生し、花冠は鐘形で浅く5裂し裂片は少し反り返ります。萼や花柄、花序の軸には褐色の毛があります。黒く熟す果実は液果となり、直径4~6mmの球形で表面は光沢があります。甘酸っぱく、山のおやつとして食べられます。

 和名は「夏櫨(ナツハゼ)」。 初夏に紅葉する様子を、秋に紅葉するウルシ科のハゼノキになぞらえて付けられたと考えられています。明日から、6月。草木にとっても、本格的な夏はもうすぐそこまで来ているようです。

シライトソウ

「ひょうたん池の西側」に咲いている、シライトソウです。

 秋田県~九州の山地の木陰に生える多年草で、韓国にも分布します。根生葉はロゼット状で、長楕円形または倒披針形です。縁は縮れた波状です。春から夏に、細長い花茎を直立させ、高さは15~50 cm程になります。花茎は柄のない線形または披針形の小形の葉をつけます。花茎の先に総状花序をだし、白花を多数つけ、下から順に咲き上がっていきます。花被片は6個あり先が太い線形で、上方の4個は長く、下方の2個はごく短くなっています。

 和名の「白糸草、鴉葱(シライトソウ)」は、 糸屑を束ねたような花の姿に由来します。今日は、あいにくの小雨模様でしたが、そんな薄暗い林の中でも、白く浮かび上がって見えました。決して大きくはありませんが、凛とした佇まいです。

アオハダの小さな花です

 ツツジの丘の北の端で、アオハダが咲きました。

 日本では北海道から九州まで各地に分布し、アジアでは中国と朝鮮半島にも分布します。山地に生える雌雄異株の落葉高木です。樹皮は灰白色で皮目が目立ち、外皮は爪で容易にはがれ、緑色の内皮です。名前の由来はここからきています。枝の先に緑白色の花を束生させます。萼は4つに裂け、花弁4~5枚です。雄花は多数集まり、雄しべ4、雌花には小型の雄しべ4~5と大きな子房があります。核果は球形で、赤く熟します。 

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