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バイカツツジ

 「マグノリア通り」と「ロックガーデン」のバイカツツジが咲きました。まだわずかしか咲いていませんが、それでも例年は7月の開花です。やはり、今年は早いようです。

 北海道(渡島半島)、本州、四国、九州に分布する低山地に生える高さ1~2mの落葉樹です。葉は柄があり、枝先に輪状に互生し、初夏、枝先の葉に隠れて白色で紫色の斑点のある花をつけます。花冠は五つに裂け、雄しべは5本で、上の2本は短く、花糸に白毛が密生して仮雄しべ化し、下部の3本は長く先が曲がっています。

 白地に紫色の斑点が素敵ですね。梅に似た花を付けるところから、梅花躑躅と名付けられました。どうでしょう、似ていますか?

一面ヘビイチゴの実がなっています

ヘビイチゴ(バラ科) 「ひょうたん池」の西側、カンボクの向かい、「自然学習センター」の西 百葉箱の周りにあります。

 山地や原野に生える多年草です。茎は短く、葉を根出状につけるが、よく匍匐茎を出して地面を這って伸びます。葉は三出複葉、楕円形の小葉には細かい鋸歯があって深緑です。毒があるという俗説があり、ドクイチゴとも呼ばれますが、無毒です。地面に這いつくばるように生育するので、注目が必要です。

 和名「蛇苺(ヘビイチゴ)」は、実が食用にならずヘビが食べる。ヘビがいそうな所に生育する。食べに来る小動物をヘビが狙うなど諸説があります。

ムシャリンドウ

 「マグノリア通り」のムシャリンドウです。

 本州中部地方以北から北海道に、国外では、朝鮮半島、中国北部、東シベリアに分布しています。日当たりの良い草地に生える多年草です。茎は根ぎわから群がって直立し高さ15~40cmで四角張っています。葉は対生で柄はごく短く、茎・葉とも毛があります。茎の上部に青紫色の長さは3㎝くらいの唇形の花をつけ、下唇が発達し、濃い紫色の斑が入り、羅生門蔓(ラショウモンカズラ)にやや似ています。萼は鐘状で5つに裂け、雄しべ4本のうち2本は長くなります。

 和名の「武佐竜胆」は、滋賀県近江八幡市武佐町で発見された種であるとの説がありますが、その地には自生していません。もう1つの和名「武者竜胆」は、造園用語で「根元から数本の幹が立っている状態」を「武者立ち」といい、この言葉が和名の由来という説もあります。リンドウの名がついていますが、リンドウ科ではなくシソ科となります。

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