『野草園からのお知らせ11月号』

 立冬を間近にひかえた晩秋の野草園では、冬の足跡が聞こえてきそうです。

 紅葉の見頃も残りわずかとなりましたが、淡い紫色に染まったムラサキシキブの実や不思議な

形をしたクサギの実、春(4月)と秋(10~11月)の2回開花するジュウガツザクラが見頃を迎えて

います。また、トチノキやオオヤマザクラの冬芽など冬をじっと耐え来年の春を待つ植物の姿も見て

みませんか。

 自然学習センターでは、11月23日(水・祝)まで「第29回野草園の魅力を探る写真コンテスト

入賞作品展」が開催されていますので、ぜひご覧ください。

冬近し 蔵王連峰 瀧山初冠雪

 今朝の野草園は雨、見上げると蔵王の瀧山(1362m)の山頂付近が白くなっています。まもなく立冬、野草園に初雪が降るのも遠いことではありません。紅葉ピークの中、園内では雪囲い作業が進んでいます。

アカイタヤの黄葉 そして 落葉

 「中央広場」付近のアカイタヤ(ムクロジ科)が黄葉しています。風が吹くと次から次と落葉しているので、綺麗な黄葉が見られるのもあと数日かと思います。

 アカイタヤ(赤板屋)はイタヤカエデの仲間で、新芽や葉柄が紅色を帯びているのでその名があります。北海道や本州日本海側の山地に自生する日本固有種です。

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