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観察日記

枝が枝垂れる紫色のハギ……「ミヤギノハギ」

投稿日:2017年9月17日

ミヤギノハギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤギノハギ(マメ科)
秋に咲くハギの中で、枝が枝垂れているのが大きな特徴です。大人の背丈ほどになる落葉低木で、草本の性質も備えているので半低木ともされます。 花は長さ1.5cm程になる紅紫色の蝶型花で、葉腋に多く付きます。本種はケハギが園芸化されたという説と、逆にケハギはミヤギノハギが野生化したものであるという説があります。      (「七草の庭」に植栽しています。)

 

 

イワショウブ (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワショウブ(チシマゼキショウ科)
亜高山帯の湿原に生える、草丈20~40㎝の多年草。茎の先に白色~淡紅色の小花を総状につけます。小花は径7mm程の6弁花で、花茎には腺毛が密生していて粘り気があり、これに小さな虫が触れると、くっついて死んでしまうそうです。名は全体の様子をショウブに見立てたものですが、必ずしも岩の上に生えるものではないようです。これから花穂(果実)が段々と紅葉してきます。(「ロックガーデン」に見られます。)
 

 

リュウキンカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リュウキンカ(キンポウゲ科)
真上に立った茎に金色(黄色)の花が咲くので「立金花」と言われています。湿地や沼地に生える多年草で、葉はフキのような丸い形をしています。黄色の花のように見えるのは花弁状の萼片で、花弁はありません。本来は春に咲く花ですが、野草園では春と秋の2回、年によっては春~秋に咲きます。         (「クリンソウの谷」等に見られます。)

 

 

ズミズミ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズミの果実(バラ科)
 リンゴの台木として利用されることで知られていて、花はリンゴとそっくりです(左)。今なっている果実(右)は球形で無毛、径6-10mmで赤色に熟しています。「酸っぱい実だから“スミ→ズミ”」という説もありますが、和名の由来は「染み」で、樹皮が黄色い染料として用いられたためと言われます。ズミの花は、エゾノコリンゴの花柄と比べて花柄が短いようです。  (「マグノリア通り」等に見られます。)

 

 

陽が当たるとパッと開く紫の花……「リンドウ」

投稿日:2017年9月15日

リンドウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リンドウ(リンドウ科)
近種のエゾリンドウ(後述)が湿地に生育するのに対して、本種は山野に生えます。高さ50㎝程の茎の頂きや上部の葉腋に、青紫色の花を開きます。花は鐘状で先が5裂し、裂片の間にはさらに副裂片があります。花は晴天の時だけパッと平開するようです。秋の山を代表する多年草で、根茎と根を乾燥したものが漢方の「竜胆」、煎じて健胃剤とします。  (「薬草コーナー」を過ぎた杉林の林床に見られます。)

 

 

エゾリンドウ 曇天時

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾリンドウ(リンドウ科)
山地の湿地などに生える多年草です。長さ4~5㎝の青紫色の花は茎の上部の他に、葉腋にも付けるのが特徴です。先が5裂した筒状の鐘形花は、切り花用に栽培され、さまざまな改良型が園芸店で扱われているようです。茎の中・上部の葉は披針形で対生、まれに3枚輪生します。高さは30~100㎝、陽が当たっても大きく開かない事も特徴です。  (「水辺の花コーナー」に見られます。)    ※高山型で、主として茎頂のみに花をつけるものを「エゾオヤマリンドウ」といいます。

 

 

サクラタデ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラタデ(タデ科)
水辺に咲くタデの中では大きく(それでも花径5~6mm)、特に花が美しい植物です。茎の上部に長い穂状の花穂を出し、上品な淡紅色の花を開きます。花弁状の萼は深く5裂していて、これが美しいサクラを思わせるところから名が付きました。高さ50~100㎝の茎は円柱形で、節がやや太くて枝分かれが少なく、葉は披針形で互生します。   (「水辺の花コーナー」、「吉林の庭」周辺に見られます。)

 

 

センダイトウヒレン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センダイトウヒレン(キク科)
林床などに生育し、ややまばらに地味目な頭花を数個付けます。茎には狭い翼があり、高さは50~100cm。色が薄く頭花の筒状花部分が小さいのでアザミの仲間よりも目立ちません。「塔飛廉」と書く名は、花序を塔に見たて、中国の想像上の鳥“飛廉”に由来するようです。         (「クリンソウの谷」周辺の西側に見られます。)
 

 

クルマバツクバネソウ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クルマバツクバネソウの果実(シュロソウ科)
草丈60㎝ほどの茎につく車状の葉の上に、羽根つきの羽子に似た黒紫色の液果を付けました。果実の径は6~8mmで、萼状の4枚の外花被片はまるで羽根のようです。似た「ツクバネソウ」の葉は4枚ですが、本種は葉が6~8枚車状に付くのでこの名です。     (「深樹の小径」の奥に見られます。)
 

ソバカスのような花弁の斑紋から別名“爺そぶ”……「ツルニンジン」

投稿日:2017年9月14日

ツルニンジン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルニンジン(キキョウ科)
明るい林内に生育する多年生のツル植物。側枝の先に下向きに付く花径3~4㎝で、淡緑色に紫褐色の斑があり、“爺そぶ…爺のそばかす”等と呼ばれます。植物体を傷つけると白色の乳液がでるのも特徴の一つで、地下にはチョウセンニンジンに似た塊根があり、高麗人参と同じような効能があるといわれます。          

(「深樹の小径」などに見られます。)

 

 

アメリカフヨウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アメリカフヨウ(アオイ科)
野草園では、ホオノキの花と競うほどの大きな花を咲かせます。草丈は1m-2mで、花径は25㎝にもなる場合があります。ハイビスカスに似た花は雄しべが筒状に合着し、その中心から花柱が突出します。1日花ですが夏の間は次々につぼみができて開花します。     (「ボルダーの庭」の上部に見られます。)


 

アキニレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキニレ(ニレ科)
高さ15mにもなる落葉高木で、本年枝の葉腋に4~6個の小花を束生させます。多数咲きますが、花径は数mmと極小さく、注意しないと花には見えません。両性花で、雄しべが4本有り、大きな葯が見えます。雌しべも1本同居します。花後に無数にできる翼果は葉の黄葉と平行して色づき、風に乗って落葉と同時期に大量に散布されます。   (「友好姉妹都市の庭」近辺に見られます。)
 

 

ツリバナの果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツリバナの果実(ニシキギ科)
山地の林内に普通に生育する、高さ1~4mの落葉低木。花が咲いている時も長い柄が特徴で、それが和名の由来になっています。果実も長い柄にぶら下がり、径1㎝ほどの蒴果は熟すと5裂し、橙赤色の種子が5個顔を出します。 ニシキギ科の果実は、種によって裂け方が独特です。(参考:ニシキギ、コマユミ…2裂、マユミ…4裂)     (「ひょうたん池」西側などに見られます。)

 

※ 9/14の山形新聞にも紹介された渡りをする蝶「アサギマダラ」は、今朝9時の段階で10頭以上飛んでいました。日中はもっと増えると思われます。今が見頃です。