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観察日記

真っ赤な果実はとても綺麗で、花材にされます……「ウメモドキ」

投稿日:2017年9月24日

※ 様々な果実が熟しています。今日は4種類紹介します。

 

◆◆お知らせ◆◆ はるか遠くの島まで渡りをすると言われている蝶「アサギマダラ」は、今朝8時30分の段階で100頭以上、フジバカマの花の蜜を求めて飛んでいました。写真に収めたい方は今がチャンスですよ。

 

 

ウメモドキ雄花ウメモドキ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウメモドキの果実(モチノキ科)
雌雄異株で、葉脇に雄花は多数、雌花は4~5個付きます。(左写真は雄花です)。花後、径5~8mmの真っ赤な球果となり、その美しさは花材として最上級とされます(右写真)。果実はきれいですが、どうしても葉に黒班が入る物が多いようです。湿った場所に生育する高さ2~3mの落葉低木で、長さ7~8㎝の葉の縁には小さな尖った鋸歯があります。     (「友好姉妹都市の庭」に見られます。)

 

 

オオウバユリ (2)オオウバユリの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオウバユリの果実(ユリ科)
夏、高さ1.5~2mの茎に横向きの黄緑色の花を10数個つけていましたが(左写真)、できた果実は全部上向きです(右写真)。長さ5㎝ほどのズングリとした円柱形で、中には薄い翼を持つ種が、何枚も層を作って収まっています。風が吹くと遠くに飛ぶ仕組みです。この後、何もない初冬の野原によく目立ちます。    (「友好姉妹都市の庭」等に見られます。)

 

 

マユミマユミ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マユミの果実(ニシキギ科)
雌雄異株の落葉低木で、花は淡緑色で四弁の小花で目立ちません(左写真)。果実は枝にぶら下がるようにして付き、小さく角張った殻が四裂する姿です(右写真)。外花被が4裂して中から赤橙色の仮種皮に包まれた種子が現れるのが特徴です。ニシキギ科ですので、紅葉もきれいです。    (「水辺の花コーナー」等に見られます。)

 

 

イワショウブ (2)イワシヨウブ 果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イワショウブの果実(チシマゼキショウ科)
日本固有種で、粘っぽい茎から総状花序を伸ばし小さな白花を多数つける宿根草です。 茎が粘々しているのは蟻などの地を這う昆虫が蜜や花粉を持ち去るのを防ぐためとされます。 草丈は30~40cmで花色は白(左写真)、花後は段々と赤味を増します。果実の頃はかなり濃い赤になり、 楕円形の蒴果を付けます(右写真)。発生過程で大きなな突起物が種子に生じることが特徴です。 (「ロックガーデン」に見られます。)
 

細長い花弁が“大の字”に見える…「ミヤマダイモンジソウ」

投稿日:2017年9月23日

ミヤマダイモンジソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科)
草丈は15~20㎝で、枝分かれしたその先に白色の5弁花を開きます。5枚の花弁の内、上の3枚は3~4mmと小さく下の2枚は4~15mmと長く全体として〝大の字〟に見えます。この事から和名が付いています。ダイモンジソウの高山型で、全体にほとんど無毛です。葉は腎円形で掌状に浅く7裂し、裂片には粗いきょ歯があります。            (「ロックガーデン」に見られます。)
 

 

ヒガンバナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒガンバナ(ヒガンバナ科)
秋の葉がない時に鱗茎から高さ50㎝程の茎を1本出し、その先に有柄の赤い花を輪状につけます。花被は6片で長さは4㎝程、細長くて外側に反り、へりは縮れています。雄しべ6本と雌しべが長く突き出て花被と同色です。名は、秋の彼岸頃に花が咲くから付いたようです。       (「友好姉妹都市の庭」に見られます。)

 

 

ヤマハッカ (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマハッカ(シソ科)
高さ60~90cmの茎の枝先に、青紫色の小さな唇形花を数個ずつ数段に、長い穂状に付けます。花冠は長さ7~9mm、上唇は4裂して立ち上がり、濃い青紫色の線状の斑点があるのが特徴です。茎は直立した茎の稜に下向きの毛があります。葉は広卵形で対生し、基部は細くなって葉柄の翼に続きます。ハッカの名ですが、香りはありません。      (「ひょうたん池」西側などに見られます。)

 

 

0522 アキグミアキグミ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキグミの果実(グミ科)
灰白色の鱗片に覆われた若枝の葉腋に、だんだん黄色くなる白色の数個の花を付けていました(左写真)。葉の表面にも銀色の鱗状毛があるのが特徴です。今、葉腋に団子状に真っ赤な球果を実らせています(右写真)。8mmほどの大きさで、とても渋くて美味しいとは言えません。花期は5~6月で、果実は秋に赤く熟すので、この名です。     (「ロックガーデン」などに見られます。)

 

秋に咲き、“キリンソウ”に似る事から名付けられた……「アキノキリンソウ」

投稿日:2017年9月22日

アキノキリンソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキノキリンソウ(キク科)
繁殖力が強く、以前は郊外でも見られました。野草園内では「ロックガーデン」等で見られます。高さ20~80cmの茎の上部に、直径1.2~1.4cmの黄色の頭花を散房状又は総状に多数つけます。舌状花と筒状花があり、外側の舌状花は長さ6.5~8mm。内側の筒状花が結実します。下部及び中部の葉は卵形で翼のある柄があります。和名は、春に咲く黄色い花「キリンソウ」に似ているからといわれます。
 

 

クロバナヒキオコシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロバナヒキオコシ(シソ科)
高さ0.5~1.5mの茎の上部の葉腋に集散花序を付けますが、花冠は暗紫色長さ5~6mmしかないので目立ちません。小花の上唇は直立し4裂下唇は舟形です。茎はシソ科らしく四角形です。「余りの苦さに、倒れていた人も引き起きる」から名付けられた“ヒキオコシ”の黒花版です。 (「薬草コーナー」に見られます。)

 

◆ 新しく咲き出す花が少ない代わりに、綺麗な果実が目につきます。

ユキザサユキザサ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユキザサの果実(キジカクシ科)
春に山地の林床などで美しくて白い花をつけていた本種(左写真)。茎の高さは20~40㎝、茎頂に花被片の長さ3~4㎜白色の小花を円錐状に多数つけます。茎の上部に互生する葉は広卵形で葉脈が明瞭笹の葉に似ています。和名は、この笹に似た葉から来ています。今、球形の液果赤く熟して目を楽しませてくれます(右写真)。    (「深樹の小径」に見られます。)

 

 

チゴユリチゴユリ 果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チゴユリの果実(イヌサフラン科)
初夏、山野の林内で足下に見つける白い小花(左写真)は、本種が多いようです。多年草で高さは20~30㎝、茎の先に1~2個斜め下向きに付く花は、長さ1.2~1.6cmの披針形の6個の花被片を持ち、広鐘形に開きます。雄しべは6個あり、葯は花糸の、子房は花柱の半分の長さです。今、液果深い藍色に熟しています。 (「深樹の小径」などに見られます。)