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観察日記

薄暗い林床で、赤い実が目立ちます。……「トウゴクマムシグサ」

投稿日:2017年10月3日

◆◆ 今回は、果実や果柄などを紹介します。 ◆◆

 

トウゴクマムシグサの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トウゴクマムシグサの果実(サトイモ科)
まるでトウモロコシの様な外形の果実は、初めは緑色ですが、だんだん熟して赤くなっていきます。「全草にシュウ酸カルシウムの針状結晶を持ち、サポニン、コニインが含まれる。特に球根の毒性が強く、その汁に触れると炎症を起こす。」ということで、果実には毒性があるようです。中には種が3つ入っています。園内には、他に「キタマムシグサ」が生育しています。                   (「大平沼」東側に多く見られます。)
 

 

アクシバ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクシバの果実(ツツジ科)

高さ50~100cmの落葉低木。葉腋から長い花柄を伸ばして1個の花を下向きにつけます。花はウリノキの花と少し似ていて、4裂した花冠が外側にクルリと巻き込みます。葉の陰に垂れ下がって見える果実、径5mm程の球状の液果で、赤く熟すと薄甘くて食べられるようになります。           (「ロックガーデン」に見られます。)

 

 

マノミズキの枝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クマノミズキの果実と果柄(ミズキ科)
山地に生育し、10m程の高さにもなる落葉高木で、白い小花の散房花序の後に、青黒い果実を付けます。果実は核果、直径5mmの球形です。果実より目立つのが“果柄”で、段々と赤味を増し、まるで樹の上に細い“サンゴ”が並んでいるように見えます。果実の黒と果柄の赤のコントラストが見事です。地面に落ちた果柄は、まるでサンゴです。  (「ナナカマドの森」などに見られます。)

 

 

コナラとミズナラ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コナラ・ミズナラの果実(ブナ科)
コナラ(左)もミズナラ(右)もクヌギとは違い、真ん丸なドングリではなく少し細長いドングリを付けます。また“帽子”とか“椀”と呼ばれる「殻斗(かくと)」の部分は、クヌギのように反り返ってモシャモシャではなく、すっきりした“ベレー帽”のようになっています。コナラはミズナラより細長く縞模様が目立ちミズナラより黒っぽい茶色をしています。   (「大平沼周辺」など、近くでも見られます。)
 

咲いている姿からピラミッドを連想する……「ゴールデンピラミッド」

投稿日:2017年10月1日

ゴールデンピラミッド満開

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴールデンピラミッド(キク科)
草丈が50~100cmの直立した茎の頂部に、花径4~6cmの黄花を多数付けます。花は周囲がレモンイエローの舌状花、中心部の筒状花は褐色または紫色を帯びています。黄色い花の集まりを横から見るとピラミッドのように三角に並んで見えるのでこの名です。和名「ヤナギバヒマワリ」は、葉が柳の葉に似て、花がヒマワリのように見えるからです。花が少なくなってくる「友好姉妹都市の庭」に、これからしばらく賑やかな色を見せてくれます。
 

 

オオナルコユリオオナルコユリの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオナルコユリの果実(キジカクシ科)
林道沿いや谷部などで、葉腋から出た花柄の先に6枚の花被片が合着した筒状の花を2~4個つけていました(左写真)。この下向きに垂れ下がる花の様子を鳴子に見立てたことが和名の由来とされます。今は、花の後に右写真のような径1㎝程の藍黒色の液果を数個つり下げています。中に数個の種が入っていますが、発芽率は低いようです。(「ミズバショウの谷」等に見られます。)
 

 

シラキシラキ果実 拡大

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シラキの紅葉と果実(トウダイグサ科)
灰白色でなめらかな樹皮から和名が付きました。現在は、左写真の様に紅葉を始めています。今年の枝の先に総状花序を付け、花後に3つの種を内部に持つ果実を付けました。種子の外見はウズラ模様があり、中身はとても油に富み、灯油に使われたり、食べれば香ばしい味がします。  (「ロックガーデン」に見られます。)

 

 

ゲンノショウコゲンノショウコの種

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲンノショウコの果実(フウロソウ科)
草地や山野に自生する高さ約30~40cmの多年草で、径1~1.5㎝の白紫色(又は紅紫色)の5弁花を咲かせます(左写真)。秋に、極小さな種を付け、その種子を飛散させる“バネ”のような果柄の様子(右写真)がみこしのように見えることから、本種は「ミコシグサ」とも呼ばれます。北海道~九州、朝鮮半島や中国大陸などに自生しています。        (園内のあちこちの草原に見られます。)
 

果実はしょっぱい味がして、虫こぶはお歯黒の材料に?…「ヌルデ」

投稿日:2017年9月28日

ヌルデの果実ヌルデの虫こぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌルデの果実と虫こぶ(ウルシ科)
ウルシにそっくりな羽状複葉を付ける、高さ6m程度の落葉小高木。ウルシとの見た目の違いは、葉柄に翼が付く点です。山地に普通に生え、小型白色の花を円錐花序に多数付けて、花後に核果を結びます(左写真)。この小さな果実は表面が塩酸っぱい味がして、アリ達にも人気なようです。右写真は茎の部分にできた“虫こぶ”で、その昔、お歯黒の材料として使われていました。 (「水辺の花コーナー」入口などに見られます。)
 

 

ハイイヌガヤ果実②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイイヌガヤの果実(イチイ科)
イヌガヤの変種で、多雪地の環境に適応した匍匐型の樹形になる常緑低木です。高さは2〜3mで、幹の下の方は地面をはい、先端は斜上します。葉の表面は暗緑色で裏面は白い気孔帯が目立ちます。雌雄別株で、写真の種子は長さ2〜2.5cmの楕円形。初めはうす茶色ですが、翌年の9〜10月に茶色から紅色に熟し、白い粉をかぶる頃には外種皮はやわらくかなり、ヤニくさいものの甘みがあり食べられます。                                        (「クリンソウの谷」南側などに見られます。)

 

 

ニシキギ紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニシキギの紅葉(ニシキギ科)
葉腋から葉より短い柄の集散花序を出し、目立たない淡緑色の花を数個ずつ付けていました。花は目立ちませんが、熟すと二つに裂ける果実を付けます。枝に付くコルク質の4翼と、秋の見事に真っ赤な紅葉が目に付きます。よく似た樹木で、枝に翼のないものをコマユミと言います。                                       (本園の駐車場周辺などに見られます。)
 

 

カツラ黄葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カツラの黄葉(カツラ科)
今の時期のカツラの魅力は、何と言っても「甘い芳香」です。黄色い落ち葉が強い香りを出し、そばに近づいただけでカツラの存在がわかるほどです。日本特産の雌雄異株・雌雄異花の落葉高木で、高さは30mにもなります。花は花弁も萼もなく、雌花には柱頭が糸状で淡紅色の雌しべが3~5個あり、。雄花には、葯が淡紅色の雄しべが多数あります。     (「大平沼」北側などに見られます。)