カレンダー

2017年10月
« 9月  
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031 

カテゴリー

アーカイブ

観察日記

黄色の外皮と赤橙色の仮種皮のコントラストが見事……「ツルウメモドキ」

投稿日:2017年10月9日

ツルウメモドキの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルウメモドキの果実(ニシキギ科)
雌雄異株の落葉つる性木本で、樹木などに絡んで長さ数mに達します。花は直径6〜8mmの黄緑色で目立ちません。花後の果実は直径7〜8mmの球果となり、黄色の外皮が3裂して赤い仮種皮に包まれた種子が顔を出します。赤い仮種皮はニシキギ科の特徴で、冬の落葉樹の枝を美しく彩って賑やかにします。                                (園の入り口近辺などに見られます。)

 

 

クサギクサギの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クサギの果実(シソ科)
林縁等に生える落葉小高木で、夏に芳香のある白花を咲かせていました(左写真)。花後の果実は藍色の液果で、濃紅色の星形の物は肥大した萼片です(右写真)。見事な藍色をした果実は径6~7mmで、貴重な“青色の染料”の材料となり、萼も淡紅灰色の染料として利用できます。星形の萼と、藍色の実のコントラストがとてもきれいです。        (「大平沼」周囲などに見られます。)

 

 

オトコエシオトコエシの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オトコエシの果実(スイカズラ科)
オミナエシに姿形がそっくりですが、花の色は白く、姿が逞しいので“おとこ”の名が付きました(左写真)。果実は長さ3mm程の倒卵形で、周りが翼状になっています。茎の高さは60~100㎝、羽状に裂けた葉は対生します。  (「アケビ・マタタビのトンネル」付近などに見られます。)

 

 

ツタウルシ紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツタウルシの紅葉(ウルシ科)
落葉性のツル植物で、気根を出して他の樹木の幹などをよじ登ります。地面を這っていることもあり、うっかり座るとお尻がかぶれてしまったりするので要注意です。本種は周囲の樹木と比べてもいち早く紅葉し、その紅葉は他のウルシ属と同様に美しく鮮やかです。互生する葉は羽状複葉ではなく、3枚1セットの葉です。             (「水辺の花コーナー」等に見られます。)
 

樹皮を剥ぐと青いが、果実は真っ赤!……「アオハダ」

投稿日:2017年10月5日

◆◆ 今回も、果実の特集です。◆◆

 

アオハダ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アオハダの果実(モチノキ科)
樹皮は灰白色で皮目が目立ち、爪でも容易にはがれて緑色の内皮が見えます。これが〝アオハダ〟の名前の由来です。高さは12m程、枝先に緑白色の花を束生させますが、今は直径約7mmの球形の果実を真っ赤に熟させています。ウメモドキと似て美しい実ですが、鳥もあまり食べないようです。         (「アケビ・マタタビのトンネル」の近辺などに見られます。)

 

 

ノブドウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノブドウの果実(ブドウ科)
「正常な果実は、透明感のある径1cmほどの白色の果実になるが、実際は殆どの果実が、ハチ(ブドウトガリバチ)やハエ(ブドウタマバエ)の幼虫が寄生して虫こぶを作られて紫色や碧色などになる」と言われています。若い果実は白色をしていますが、殆どの実がだんだんと藍色になっていきます。“ブドウ”の名が付いていますが、食味は最悪で虫が付いていることもあり、毒ではありませんが食べられません。                (「クリンソウの谷」などに見られます。)
 

 

イシミカワ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イシミカワの果実(タデ科)
長さが2m以上のツル状になり、茎にある逆向きの棘でフェンスなどをよじ登る一年草です。葉はほぼ三角形で、葉柄にも逆棘があります。淡黄白色の小花の後は、萼が藍色の肉質になって種子などを包み込んだ、小さいけれども美しい果実になります。花穂果実丸い皿状の苞葉に乗る形が独特です。                  (「ロックガーデン」登り口に見られます。)
 

 

サンショ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サンショウの実(ミカン科)
枝にはトゲがあり、羽状複葉の葉が独特の香りを持つ、山地に自生する高さ1~3mの落葉低木です。雌雄異株で、春に目立たない淡黄緑色の小花を咲かせますが、雌株の花の後には径5mm程の果実ができて、赤く熟します。果実は佃煮にしたり、粉末にして香辛料に利用したりします。雌雄異株なので、雄株には当然実がなりません。    (「アジサイロード」近辺などに見られます。)

 

清楚な淡紫色の花、果実も上品な紫色……「ムラサキシキブ」

投稿日:2017年10月4日

ムラサキシキブムラサキシキブ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムラサキシキブの果実(クマツヅラ科)
山地に生える、高さ3m程の落葉低木。初夏に淡紫色の小花を咲かせていましたが(左写真)、花後に径3.5mm程の紫色の球果を付けています(右写真)。その上品な紫色の実は、美女“紫式部”になぞらえて、この植物の和名になったほどです。 ちなみに家庭の庭に良く見られる、大粒で果実がたくさん付く種は、「コムラサキ」です。 (「水辺の花コーナー」などに見られます。)
 

 

ベニバナヤマシャクヤク (2)ベニバナヤマシャクヤクの果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベニバナヤマシャクヤクの果実(ボタン科)
山地の林内に生え、夏に紅紫色の花を咲かせます(左写真)。秋には派手な果実を見せます。高さ30~50㎝の茎の上部に、アケビに似た長さ3~4㎝の長楕円形の果実が3つ房のようになります。中の青黒く丸々となっているものは受粉したもので、赤い種は不稔のものです(右写真)。     (杉林の林床などに見られます。)
 

 

ツルリンドウツルリンドウ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルリンドウの果実(リンドウ科)
山地の木陰でツルを伸ばして薄紫色の花を咲かせたと思ったら(左写真)、早くも果実を付けました(右写真)。果実は液果で、長さは2㎝程度で先に花柱の名残りがあります。ツヤのある紅紫色がとても美しいです。     (「大平沼の東側」「野草の丘」などに見られます。)

 

 

サンシュユサンシュユ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サンシュユの果実(ミズキ科)
中国原産の高さ3m程の落葉高木で、江戸時代に薬用植物として渡来し、早春に淡黄色の小さな花をたくさん付けていました(左写真)。秋には右写真のように、長さ1.5cmほどの真っ赤に熟す果実をたわわに付けます。果肉を乾燥したものは強壮、強精などの薬用にしたり、果実酒に利用したりするそうです。            (「吉林の庭」に見られます。)