ウリノキが咲いています

 杉林の中、そして、ひょうたん池西側(No.3付近)にウリノキ(ミズキ科)が咲いています。外側に巻き上がった6個の花弁、その真ん中から突き出た雄しべと雌しべが特徴的な形をつくり上げています。細長い蕾も、また特徴的です。葉の形がウリの葉に似ていることが名前の由来です。

白い花と紅色の花 ハコネウツギ

 学習センターの西側にハコネウツギ(スイカズラ科)が咲いています。箱根の名前が付いていますが、北海道南部から九州まで自生する日本固有の植物です。写真のように白い花と赤い花が混じって咲いていますが、咲き始めは白い花ですが次第に薄紅色へ、そして紅色の花に変わっていきます。紅色に変わっていくことで受粉が終わったことを昆虫に知らせ、効率的に受粉できるようにしているといわれています。「私は受粉が終わったから、ほかの花に行ってね!」というサインなのですね。驚きです。

バイケイソウ 林内湿地に立ち上がる 

 林の中の湿地にバイケイソウ(シュロソウ科)が咲いています。他の草の間からすっと立ち上がり、楚々とした白い花をたくさん付けています。花はとても綺麗なのですが、実は有毒植物です。芽生えの頃に、ウルイやギョウジャニンニクと間違えて誤食し中毒になるケースがあるようです。名前は、花が梅、葉が蕙蘭に似ていることからバイケイソウと付けられたようです。

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