ハハコグサ(キク科) 「ロックガーデン」、「ハーブ園」、「ひょうたん池」西側、「ナナカマドの森」等で咲いています。
北海道から九州にかけて全国に見られますが、古代中国または、朝鮮半島から帰化したと言われています。国外では、中国からインドシナ、マレーシア、インドにまで分布しています。各地の道端、荒地に普通に生える2年草です。茎は高さ20cm~30cmです。基部より分枝して直立します。葉は互生で、茎とともに白毛があります。春から夏に黄色の頭状花序をつけます。中央は筒状の両性花、外周は糸状の雌性花(しせいか)で、総苞は黄色で堅いです。春の七草の1つ、御形(ごぎょう、おぎょう)はこれです。茎葉の若いものを食用にします。
和名「母子草(ハハコグサ)」の由来は諸説ありますが、有力なものとして、茎葉全体に白く軟らかい毛が密生し、花の冠毛も起毛状にほおけ立つことから、別名ホホコグサとよばれ、これを昔は「ほほける」を「ははける」と書いたので、当て字でハハコグサに転訛したといわれているそうです。