観察日記

野草園で最も大きな葉と花のホオノキ

投稿日:2019年5月20日

ホオノキ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホオノキ(モクレン科)

高さが10~30mにもなる落葉高木です。葉が大きく長さは20~40cmにもなり、裏は粉白色を帯び枝先に集まって付きます。白い花もたいへん大きく径20cm以上にもなります。白い萼と花弁の区別は明瞭でなく9~12個、赤い雌しべは多数集まってくっついています。雄しべも多数でその花糸は赤いです。それに強烈な甘い香りもします。 (「クリンソウの谷」などに見られます)

 

 

ツクバネウツギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツクバネウツギ(スイカズラ科)

山野の日当たりの良い場所に生える落葉低木です。花は2個ずつ付き、いっぱいに開いた5枚の萼片が、羽根つきの羽根に似ていることが名前の由来です。花は白く釣鐘形で内側に橙色の編み目模様の網状紋が目立ちます。 (「ロックガーデン」などに見られます)

 

 

ツリバナ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツリバナ(ニシキギ科)

山野の林内に生育する落葉低木で、枝から長い柄のある花序を釣り下げることが名の由来になっています。花弁が5個の淡緑色の小さな花で目立ちません。しかし、秋になると真っ赤な果実が長い柄にぶら下がり目立ちます。やがて赤い果実は5裂して、橙色の薄い皮で包まれた種子をぶら下げます。 (「クリンソウの谷」の北西側に見られます)

 

 

センダイハギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センダイハギ(マメ科)

東北や北海道の砂地などに多い草丈40~80cmの多年草です。葉は3出複葉で裏に白い毛があります。茎先に総状花序を伸ばし、マメ科の特徴である黄色い蝶形花をたくさん付けます。名は漢字で「先代萩」と表され、歌舞伎の「伽羅先代萩」から取ったようです。「スワンヒルの庭」の南西側に見られます)

 

 

コンロンソウ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンロンソウ(アブラナ科)

山地のやや湿った所に生える草丈30~50cmの多年草です。葉は奇数羽状複葉で小葉は5~7枚です。茎上部に短い総状花序を出し、白色の4弁花をつけます。 (「ひょうたん池」の西側など所々に見られます)

 

 

カリン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カリン(バラ科)

中国原産の落葉高木で、樹皮が鱗片状にはがれます。花は淡紅色の5弁花です。秋には大きな黄色い果実がつくられ枝についています。それがカリン酒作りに使われます。かりんにはのどの炎症を治す成分が含まれています。 (「薬草コーナー」などに見られます)

 

 

ムラサキサギゴケ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムラサキサギゴケ(ハエドクソウ科)

湿り気のある水田のあぜなどに生える多年草です。根生葉の間から細長い、横に這う茎を伸ばして広がります。高さ10~15cmの花茎をのばし、紅紫色の花をつけます。花は唇形で上唇は小さく、下唇は大きく3裂し、その中央が2列にもり上がり黄褐色の斑点があります。名は花の形が鷺の頭を見え、草の姿が苔のように見えることからつけられたようです。(所々に見られます)

 

 

チゴユリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チゴユリ(イヌサフラン科)

山の林の下に生育する草丈が10~20cmの多年草で、茎頂に白色で6花被片の星形の小花を付けます。雄しべが6個で雌しべの柱頭が3裂し下向きに開いています。花後、黒色の小さな丸い果実(液果)をつけます。 (「深樹の小径」など所々に見られます)

ウワミズザクラが満開です

投稿日:2019年5月19日

満開のウワミズザクラウワミズザクラ3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

満開のウワミズザクラ

白い花が穂になって咲く(ブラシのようになって咲く)ウワミズザクラが満開です。様子はサクラとは思えない感じですが、一つ一つの白い小花はサクラのように5弁花です。 (「クリンソウの谷」の北西側などに見られます)

 

 

サラサドウダン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サラサドウダン(ツツジ科)

ドウダンツツジの仲間では寒さに強く、最も北の地方にまで分布するそうです。花は淡紅白色の花弁に紅色の立縞があります。この更紗模様が名の由来です。花は枝先に数個ずつり下がり釣鐘形です。花弁は浅く5裂し、雄しべが10個、雌しべが1個、萼片は深く5裂しています。 (「中央広場」の西側や「ツツジの丘」に見られます)

 

 

レンゲツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レンゲツツジ(ツツジ科)

草原や林縁などに生える落葉低木で、花と葉が同時に開きます。花は日本にあるツツジの中で最も大きいそうです。橙色の花弁の上側に褐色の斑点があり、葉は細長く先が丸いへら形でしわがあるのが特徴です。有毒植物なので家畜が食べず、牧場などでは群生しているそうです。 (「ツツジの丘」などに見られます)

 

 

アオダモ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アオダモ(モクセイ科)

落葉中高木で、雌雄異株なので雄花をつける雄株と両生花をつける雌株があります。葉は奇数羽状複葉です。細長い花弁の白い花をたくさんつけます。堅く粘りのある材質なので樹木は野球のバットなどに使われます。 (「シャクナゲの丘」などに見られます)

 

 

シロヤマブキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シロヤマブキ(バラ科)

自然界では中国地方など限られた地域の山中に生える1属1種の落葉低木です。全体の雰囲気はヤマブキに似ていますが、花弁が白色で4個、葉の付き方が対生であることから黄色の花のヤマブキ(5花弁で互生)とは異なる種であることがわかります。 (「マグノリア通り」に見られます)

 

 

ナナカマド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナナカマド(バラ科)

山地の林縁などに生える落葉小高木で、公園や庭にも植えられています。葉は奇数羽状複葉で、秋には紅葉します。枝先に複散房花序を出し、白い5弁花を多数つけます。名前は7度釜戸に入れても燃え残るということからつけられたようです。「山形市のシンボルの木」としても良く知られています。 (「ナナカマドの森」に見られます)

 

 

マイズルソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイズルソウ(キジカクシ科)

山地から亜高山帯の林内に生える多年草で、葉の形はハート形で先が尖り葉脈が目立ちます。茎はまっすぐでなく、くの字に曲がりその先に白い小花の総状花序をつけます。大きく広げた2枚の葉の様子を羽に総状花序を頭に見立てて、鶴が舞う姿に例え名がつけられたようです。 (「マグノリア通り」に見られます)

 

 

ムラサキケマン2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムラサキケマン(ケシ科)

平地や山麓の日陰の、やや湿ったところに生える多年草です。茎は高さ20~50cm、葉は根元と茎に付き、2~3回羽状に細かく裂け、裂片はさらに深く切れ込みます。花は紅紫色、長さ1.2~1.8cmの筒状で先は唇形となり、茎の上部に総状につきます。名の「ケマン(華鬘)」とは仏具のことですが、もとは生花を糸でつづり首などにかけた花輪のことで、この花が似ているからついたようです。(所々に見られます)

 

たくさんのクマガイソウが咲く林の下

投稿日:2019年5月18日

クマガイソウの群生左クマガイソウの群生右クマガイソウの群生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クマガイソウの群生

園内の杉林と「ひょうたん池」の西側の林の下に生育しています。長い地下茎で繁殖する多年草です。ラン科ではめずらしく幅の広い2枚の葉が対生状に付き、放射状の縦じわが目立ちます。大きい袋状の唇弁の花を1個茎につけます。

 

 

ミヤマザクラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤマザクラ(バラ科)

北国の山地に生育している落葉高木です。枝に総状花序を出し、白い5弁花をつけます。花軸はまっすぐで円形の葉状の苞があり、そこから花柄が伸びて花が付いています、また花弁はやや円形で先が丸く、くぼみがないのが特徴です。ミヤマカスミザクラの片親です。(「クリンソウの谷」などに見られます)

 

 

ズミ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズミ(バラ科)

日当たりのよい山野に生え、高さ3~10mの小高木です。花の蕾が紅色で目立つ白色の5弁花を枝にたくさん付けます。花後、果実は赤色に熟し、小さなりんごの形をしています。それが酸っぱいので「酸実」と名がついたという説があるそうです。 (「マグノリア通り」の東側に見られます)

 

 

ミヤマガマズミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤマガマズミ(レンプクソウ科)

山地に生える高さ1~3mの落葉低木です。葉は葉脈がくぼんで目立ち、表面は無毛ですべすべし光沢もあります。枝の先に白い小花の散房花序(枝の上部からたくさんの花柄が出て、たくさんの花が球面上に集まって咲く)が付きます。同じ仲間のガマズミより先に開花します。 (「ロックガーデン」の北側などに見られます)

 

 

オダマキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オダマキ(キンポウゲ科)

草丈20~30cmで径4cm程の青紫色の花を付けます。花の外側は花弁状の萼片で内側にあって筒状になっているのが花弁です。基部からは距が伸び内側に巻いています。名はオダマキ(苧環)と呼ばれる紡いだ麻糸を巻く道具に花の形が似ているからついたようです。 (「スワンヒルの庭」の北側に見られます)

 

 

エゾノタカネヤナギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾノタカネヤナギ(ヤナギ科)

北海道の高山地帯に生育する小低木、20~50cmほどの高さで、地面を這うように伸びます。葉はやや革質で、若葉や中間葉には両面に白色長軟毛を密生させます。花は雄花穂と雌花穂があります。 (「ロックガーデン」の頂上近くに見られます)

 

 

ナンブソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナンブソウ(メギ科)

山地の林内などに生育する草丈20cm程の多年草で、葉は根元から長柄が出て三小葉に分かれます。花は葉柄の2倍ほどの長い花茎を伸ばし、茎頂に長さ2~3㎝程の花穂を付けます。「南部」の名は岩手県盛岡地方に多く生育していたのでつけられたようです。 (「深樹の小径」に見られます)