観察日記

野草園オープン ! ミズバショウの谷はザゼンソウでいっぱい

投稿日:2020年4月1日

ザゼンソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザゼンソウ(サトイモ科)

野草園の代表的な早春の花で、湿地におよそ一万株が群生します。花びらのように見える暗紫茶色の部分は葉が変化したもので、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれています。仏炎苞の中にあるものが花序(小花の集まり)です。植物のかたちが、岩穴で座禅をする僧侶の姿に似ていることが名の由来です。(「ミズバショウの谷」で見られます)

 

 

オオミスミソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオミスミソウ(キンポウゲ科)

雪解けころに可憐な花を咲かせるので、別名「雪割草」とも呼ばれます。白い花弁のようにみえるのは、花弁状の萼片で6~8個あります。天気が良く日が差すと、花が大きく開きます。3つに裂けた葉の角がいずれも尖っていることが、「三角草(みすみそう)」という名の由来です。(「ミズバショウの谷」西側土手で見られます)

 

 

リュウキンカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リュウキンカ(キンポウゲ科)
湿地に生え、葉は丸い形をしています。径2~3cmの黄色の花弁のように見えるのは、花弁状の萼片です。鮮やかな黄色が金色のように見え、立った茎に花をつけることが「立金花」という名の由来です。野草園にあるリュウキンカは秋(9月下旬頃)にも花を咲かせます。(「ミズバショウの谷」等で見られます)

 

 

アズマイチゲ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アズマイチゲ(キンポウゲ科)
春の日差しを受け、早春の間にだけ咲いて、夏には葉や茎も枯れてしまう短い命です。白い花弁のように見えるものは、、8~13個の花弁状の白い萼片です。切れ込みのほとんどない葉が下に垂れているのが特徴です。天気が良く、日が差すときだけ花が大きく開きます。東日本に多く分布しイチリンソウ(イチゲ)の仲間であることが名の由来です。(「ひょうたん池」西側で見られます)

 

 

マルバマンサク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルバマンサク(マンサク科)
本種は日本海側に多く、太平洋側に多いマンサクと違い、葉の上部が尖らずに円い形です。花は黄色い線形の花弁と紫紅色の萼が目立ちます。春一番にまず咲くのでマンサクと言われます。(「マグノリア通り」等で見られます)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野草園は12月1日から冬期休園です

投稿日:2019年11月27日

 4月1日の正式開園から8ヶ月間、山野草を愛する方々に大勢来園していただき本当に有り難うございました。野草園の開園も11月30日で終了し、12月~3月まで冬期休園となります。尚、冬期休園中に樹木の冬芽を観察する四季観察会(2/12)と、早春の植物を観察する四季観察会(3/12)を予定していますので、是非御参加下さい。本年度の「観察日記・見どころ情報」を終了します。

 

 

野草の丘から見た竜山

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「野草の丘」から見える雪の龍山

野草園の東側にある龍山に雪が積もり始め、晴れた日の青空と雪の山肌が調和し大変美しいです。12月に入ると西蔵王の山々には雪が降り積もり始めるでしょう。野草園の樹木も落葉し冬の到来を待っているかのようです。

 

 

ミズバショウの冬芽2ミズバショウ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミズバショウの冬芽(サトイモ科)

今は、落ち葉の重なる水辺の地面から緑色の冬芽を出しています。これが雪が解けると真ん中の部分から仏炎苞が成長してきます。そして4月になると白い仏炎苞が開き、花が咲き出します。(写真右)花は白色の仏炎苞の中に多数の小花をつけた細長く黄緑色の花序です。(「ミズバショウの谷」に見られます)

 

 

ジュウガツザクラの木ジュウガツザクラ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュウガツザクラの木(バラ科)

この時期園内ではたった一つだけ咲いている花です。葉はもう落葉していますが、小枝には淡紅白色で八重咲きの花がたくさん付いています。名前は「十月桜」で10月頃から開花し、秋と春の2回花が咲く桜です。 (料金所の北側などに見られます)

 

 

イイギリの果実の木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イイギリの果実の木(ヤナギ科)

 太い枝を放射状に広げる雌雄異株の落葉高木で、落葉した後も、このようにたくさんの果実をブドウのように垂れ下げています。果実は球形で赤くおいしくありませんが、野鳥たちの冬の貴重な餌になります。 (「スワンヒルの庭」に見られます)

 

 

ホザキヤドリギの果実の木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホザキヤドリギの果実の木(ヤドリギ科)

ミズナラやコナラなどの落葉広葉樹上に寄生し、宿主の幹にくい込んだ寄生根が養分や水を吸い取ります。落葉した樹木を遠くから見ると鳥の巣のように見えます。7月頃、枝先から黄緑色の花をまばらに付け、今は径5mm程の淡黄色の果実を枝に付けています。 (「七草の庭」などのコナラの木の上に見られます)

 

 

 

 

 

冬の寒さに備える桜の木の冬芽たち

投稿日:2019年11月24日

オオヤマザクラの冬芽2オオヤマザクラ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオヤマザクラの冬芽(バラ科)

東北、北海道に多い野生種の桜で、野草園にもたくさんあります。今は冬芽が寒さを防ぐために茶色の芽鱗でおおわれています。4月後半頃、赤みがかった色をした若葉が開くと同時に花も咲きます。(写真右) (園内の所々に見られます)

 

 

カスミザクラの冬芽2カスミザクラ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カスミザクラの冬芽(バラ科

野生種のサクラで園内にもたくさんあります。今は茶色の芽鱗に包まれた冬芽が枝先についています。短毛が無くすべすべしています。オオヤマザクラが咲き終わる5月初め頃にカスミザクラが咲き始めます。(写真右)カスミザクラも赤い若葉と花が同時に見られ、花は白っぽくヤマザクラに似ています。花柄に毛があるのが特徴です (園内の所々に見られます)

 

 

ヤマザクラの冬芽2ヤマザクラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマザクラの冬芽(バラ科

西日本の山野に多い野生種の桜です。今は茶色の芽鱗に包まれていますが、その芽鱗は少し開いているのが特徴です。4月になると、花が咲くのと同時に赤みを帯びた若葉も開きます。(写真右)花は白色か淡紅色の5弁花ですが、園内の多くがオオヤマザクラなので、花弁はそれより白っぽいです。 (「ひょうたん池」の東側などに見られます)

 

 

ソメイヨシノの冬芽2ソメイヨシノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソメイヨシノの冬芽(バラ科)

日本全国に植樹され春の桜として親しまれています。その冬芽は茶色の芽鱗でおおわれていますがたくさんの短毛が付いているのが特徴です。4月後半になると、花が先に咲き、若葉は後に開きます。(写真右) (「野草の丘」の東側に見られます)