ハッカ かつて山形は国内有数の産地

 ハッカ(シソ科)の花が、開花しました。大平沼からの流れ出し口の所で見ることができます。湿ったところに生える多年草で、地下茎を伸ばして増えていきます。葉腋に小さな花を輪生し、葉の根元に集まって咲いているように見えます。ハッカはメントールを多く含んでおり、爽やかな香りがするので、古くから薬草や香料として利用されてきました。

 明治時代、山形は国内有数のハッカの山地でした。現在は北海道が主たる産地になっていますが、その北海道にハッカを伝えたのが天童出身の屯田兵「石山伝次郎」と言われています。明治後半以降山形でのハッカ栽培は衰退し、大正時代にはほぼ消滅してしまったようです。現在、かつて盛んだったハッカ栽培をよみがえらせようと、天童市高擶などで様々な取り組みが行われているようです。

キツネノカミソリとナツズイセン

 キツネノカミソリとナツズイセンが咲いています。どちらもヒガンバナ科の植物です。キツネノカミソリもナツズイセンも、春に葉をのばし、夏の初め頃には葉が枯れ地上部からいったん姿を消します。そして、野草園ではお盆の頃に立ち上げた茎の先に花を付け、再び地上部に現れます。

 秋の彼岸の頃に真っ赤な花を咲かせるヒガンバナは、花が終わってから葉を出して冬を越します。同じヒガンバナ科でも、葉と花の出現の時季が違います。

「樹皮編み教室」

 クルミ等の樹皮を使って、小物入れを作る教室を行います。

 細く裂いてある樹皮を使いますので、初めての方でもお気軽にご参加ください。

「樹皮編み教室」

日 時 : 令和4年9月10日(土) 午前10時~正午

場 所 : 自然学習センターピロティ

内 容 : クルミ等の樹皮を使って小物入れを作製

講 師 : フラワースクールピュア 多田 葉津恵 氏

対 象 : 事前申込 先着13人

費 用 : 材料代・入園料込2,700円(高校生以下2,400円)

申 込 : 定員に達したため、申込は締め切りました。

      📞023-634-4120

※新型コロナウイルス感染状況によっては中止となる場合があります。

開園日について

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