観察日記
赤い実が色づいてきたナナカマド
葉も色づいてきました。
ナナカマド(バラ科)
山地帯~亜高山帯に生える落葉高木です。樹皮は灰色を帯びた暗褐色
です。葉は奇数羽状複葉です。枝先に白い花を散房状につけました。現在
は果実が垂れ下がって赤く色づいています。これから葉が美しく紅葉します。
実が赤く色づいたユキザサ
ユキザサ(ユリ科)
山地の林内に生える多年草です。葉は卵状長楕円形です。
茎頂に円錐花序をつけ、白色の小さな花をたくさんつけました。
果実が赤く熟しています。
園内に自生しているルイヨウショウマ
ルイヨウショウマ(キンポウゲ科)
深山の樹林内に生える多年草です。葉は2~3回3出複葉です。
花茎の先に短い総状花序をだし、白色の花が集まってつきました。
果実は球形で黒く熟しています。
ナギナタのような花穂のナギナタコウジュ
花が花序の片側につきます。
ナギナタコウジュ(シソ科)
山地などに生える1年草で、葉は対生します。枝先に
花穂をだし、淡紅紫色の小さな花をつけます。花冠は唇
形でふちは細かく裂けます。
ヤマシャクヤクの果実です。
ヤマシャクヤク(ボタン科)
山地に生える多年草です。本園にはヤマシャクヤクもベニバナヤ
マシャクヤクも自生しています。果実が裂開しています。種子は紺色
で未熟種子は赤色です。
葉がミョウガに似ているヤブミョウガ
ヤブミョウガ(ツユクサ科)
山野の林内に生える多年草です。植栽したものですが、毎年白い花が
きれいに咲きます。同じ株に両性花と雄花があります。果実は球形で、黒
く熟しています。葉はミョウガ科のミョウガに似ています。
人の顔のようなオモダカ
雄花は上部、雌花は下部につきます。
オモダカ(オモダカ科)
湿地などに生える多年草です。地中に匐枝をのばし先端に小さな球茎を
つけます。葉身は基部が2つに裂けた矢じり形で基部の2個の裂片のほう
が頂裂片より長く先端は鋭くとがります。よく似ているアギナシは葉柄の基
部に小さな球茎をびっしりつけ、葉の先はまるみを帯びます。
葉が4個輪生するツクバネソウ
ツクバネソウ(ユリ科)
林内に生える多年草です。輪生葉を羽根つきの羽根に
たとえました。黒色球形の果実ができています。まわりの
紅紫色の部分は花糸がふくらんだものです。
ツルミヤマシキミともいいます。
ツルシキミ(ミカン科)
常緑の低木です。葉は互生して茎の上部に集まってつき単葉です。
茎の下部が地をはい、斜上します。本園のツルシキミは秋にも果実と
いっしょに花も咲きます。