観察日記
アジサイロードのエゾアジサイ
青紫色がきれいないエゾアジサイ
エゾアジサイ(ユキノシタ科)
アジサイロードにエゾアジサイが咲き始めました。青紫色の花がむし暑さを
忘れさせてくれます。たまに、ピンク色の花も咲いています。近縁の山アジサ
イは東北地方では、宮城、福島両県に分布しています。葉は丸くピンク色を
しています。
実のほうが有名ですが花もかわいいです。
ムラサキシキブ(クマツヅラ科)
小さな花がロックガーデンに咲いています。山野に生える落葉低木
です。花は筒状で先は4裂し、裂片は平開します。雄しべは4個で長
くつきでます。果実は球形できれいな紫色に熟します。名は果実の美
しさを紫式部にたとえたものです。
ホタルを入れて遊びました。
ホタルブクロ(キキョウ科)
山野に生える多年草です。チョウチンバナ、ツリガネソウ、
ホタルグサなどの方言があります。茎の上部に大きな鐘形
の花をつけます。花は白色または淡紅紫色で、先は5裂し
ます。萼片のところにそりかえった付属体があります。そり
かえらないのはヤマホタルブクロです。
ランのようにきれいなヤナギラン
昨年植え替えしたのできれいに咲きました。
ヤナギラン(アカバナ科)
中部地方以北の草地に生える多年草です。北アメリカなど
北半球の温帯に広く分布するそうです。名は、葉の形が柳の葉に似
てランのようなきれいな花を咲かせることによります。
野草の丘に咲いています。
イチヤクソウ(イチヤクソウ科)
野草の丘にマルバノイチヤクソウは群生していますが、イチヤクソウは
ところどころに咲いています。葉が楕円形なので、マルバノイチヤクソウ
とは区別できます。
名前の由来がおもしろいタマガワホトトギス
タマガワホトトギス(ユリ科)
山地に生える多年草です。花は黄色で内側に紫褐色の斑点が
あります。名の由来はこうです。京都府の井手の玉川に生えてい
る黄色のヤマブキが有名だそうです。それで、このタマガワの名を
かりて黄色の花を表現したのだそうです。
けむりのように見えるスモークツリー
今年は見ごたえがあります。
スモークツリー(ウルシ科)
南ヨーロッパからヒマラヤおよび中国にかけて分布します。
和名はハグマノキと言われています。羽毛状となった花序が
ヤク(白熊)のしっぽの毛で作る払子(ほっす)に似るからと言
われています。
葉の丸いイチヤクソウ
マルバノイチヤクソウ(イチヤクソウ科)
野草の丘の林の中に生えています。雑木林を間伐したら
たくさん出てきました。イチヤクソウの仲間は全体が緑色で独
立栄養を営みますが、根が貧弱なので、菌類の働きで養分を
取り入れていると思われrます。名は本種が薬用になることから
つけられています。
花粉を出し始めたガマ
ガマ(ガマ科)
花茎の上端に円柱形の丸い花穂をつけています。上部が
黄色の雄花、その下に接して緑褐色の雌花が密生しています。
雌花は果実になると赤褐色に変わり白綿毛のある果実を散ら
します。