観察日記
ミズバショウ、ザゼンソウが見ごろです
ミズバショウ、ザゼンソウの花が満開です。
ミズバショウとザゼンソウ(サトイモ科)
ミズバショウ、ザゼンソウが、ミズバショウの谷を埋め尽くしています。
エンレイソウの次に咲きます
オオバナノエンレイソウ(ユリ科)
北海道に多く自生し、大群落をつくるそうです。萼に相当する外花被片は
緑色で、花弁に相当する内花被片は白色で、先はあまりとがりません。シロ
バナエンレイソウとは、花糸より葯が長いこと、内花被片が鈍形であること
で区別できます。
トリカブトと似ている山菜です。
ニリンソウ(キンポウゲ科)
2個の花をつけることによる名ですが、1個のことも、3個のことも
あります。白色の花は、花弁状の萼片で、5~7枚あるようです。葉
は3つに深く裂けて、淡白色の斑点があります。カモシカはニリンソウ
は食べますが、トリカブトは食べないそうです。
多雪地帯に分布するスミレ
北海道から本州の多雪地帯に分布します。
オオバキスミレ(スミレ)
キスミレが太平洋側に分布するのに対して、オオバキスミレは
日本海側に広く分布します。葉は心形で、葉先が長くとがる特徴
があります。
別名ホクロとも言われています。
シュンラン(ラン科)
落葉樹林内に生える多年草で、写真は咲きはじめのシュンランです。
花は茎頂に1個つきます。萼片3個と側花弁2個は黄緑色をおび、唇弁
は大きく、白色で濃紅紫色の斑点があります。
花期を過ぎると閉鎖花をつけます。
ミヤマカタバミ(カタバミ科)
3小葉を根生し、小葉の先端は切り形で中央がへこみ、かどは
丸くなっています。花弁は5個で白色です。花期を過ぎると閉鎖花
を出してよく結実します。
甘い実はおいしい
吉林の庭の近くのウグイスカグラ
ウグイスカグラ(スイカズラ科)
よく分枝して高さ2メートルになります。野草園では最初に
咲くウグイスカグラです。葉柄や花柄に毛を散生するヤマウ
グイスカグラは、これから園内で咲きます。初夏にグミに似た
実が赤く熟し、甘くておいしいです。
スミレも咲きだしました。
エゾアオイスミレ(スミレ科)
葉が丸くて毛の多いのが特徴です。落ち葉を押しのけて
咲いていました。深樹の小径で咲いています。
緑色と茶色の混じった花です。
エンレイソウ(ユリ科)
丸みのあるひし形の3枚の葉を輪生しています。花は茶色と
緑の混じった花を少し傾けてつけます。この花は、萼に相当し
外花被片といい、花弁はありません。