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ヌルデの白い花 雌雄異株

 学習センターの東側にヌルデ(ウルシ科)の白い花が咲いています。この時季、山道を車で走るとよく見かける白い花です。ヌルデはウルシ科の樹木です。敏感な方はかぶれる方もいるので、触らない方がいいかもしれません。でも、ウルシのようなひどいかぶれ方にはならないようです。ウルシと同じ奇数羽状複葉ですが、ウルシと違って葉軸に翼があるので見分けることができます。

 ヌルデは雌雄異株で、学習センター脇にある樹は雌の木です。円錐状につくたくさんの小花に近づいてよく見ると、雌しべのある雌花であることが分かります。残念ながら園内で雄の木を見つけることはできませんでしたが、雄花は花弁が反り返り雄しべの葯が高く突き出るようです。

 葉にヌルデシロアブラムシが寄生してできた虫えい(虫こぶ)は、タンニンが多く含まれ薬用や染料に利用されます。かつては、お歯黒に使われました。

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