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ドクウツギは3大日本有毒植物の1つ

ドクウツギ(ドクウツギ科)

 北海道、近畿以東の山地に生える落葉樹です。高さ1.5m位になります。葉は柄がなく対生で一見羽状葉のように見えます。雌雄異株(しゆういしゅ)で春に葉より早く黄緑色の小さな花を開き、長い雌花穂と短い雄花穂となります。萼片5、花弁5。雄花には雄しべ5、雌花には5個の子房があります。多汁の宿存花弁(しゅくそんかべん:花弁が,脱落する時期になっても母体にとどまっていること )は初めは紅く、紫黒色の実になります。毒があり、食べると死ぬのでイチロベゴロシともいいます。トリカブト、ドクゼリと並んで日本三大有毒植物の1つです。

 和名「毒空木(ドクウツギ)」は、枝ぶりがウツギに似ていて、毒を含むことからこの名があります。

 有毒部位は茎葉全株、果実です。果実・種子には猛毒のコリアミルチン、ツチンを含み、茎葉には、コリアミルチンを含みます。猛烈な痙攣、呼吸停止で死にいたります。絶対に口にしてはいけません。

 

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