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ウリハダカエデも紅葉が綺麗です。

ウリハダカエデ(ムクロジ科)

 「瓜膚楓(ウリハダカエデ)」の名前の由来は、樹皮の暗い青緑色の模様が、甜瓜(マクワウリ)の未熟な実の色に似ているのことからです。私の子供の頃は、お盆になると仏壇にお供えするのが習わしでしたが、今では甜瓜(マクワウリ)はなかなかお目にかかれなくなりました。マクワウリを例に出すより、イノシシの幼獣のうり坊(生後4カ月くらいまでの幼獣の体には、瓜のような縞模様があることが通称の由来)を例にした方が、子ども達にはわかってもらえそうです。

 本州、四国、九州、屋久島にかけて広く分布します。日本固有種です。やや湿気のある谷間や緩やかな斜面によく見られます。高さは8~10mになります。幹枝は菱形状の皮目が点在する(瓜肌)が特徴です。葉は対生、葉身は長さ10~15cmの扇状五角形で浅く3~5裂します。雌雄異株、まれに同株になります。淡緑色~淡黄色の花を総状花序に10~15個つけ、花弁は5個でへら形、雄しべは8個あります。

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