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アカシデの赤い冬芽が目を引きます

 園内の道路沿いには至る所にアカシデが植栽されています。赤い冬芽が目を引く樹木です。アカシデはカバノキ科の植物ですが、カバノキ科は雌雄同株(しゆうどうしゅ)で、1本の木に雄花と雌花が共存します。そして、雄花は尾状花序となり、垂れ下がるのが特徴です。

アカシデ(カバノキ科) 「野草の丘道路沿い」「七草の庭西道路沿い」「ロックガーデン」にあります。

 北海道南部、本州、九州、朝鮮半島に分布しています。山地や平地に生える高さ10~15mの落葉高木です。雌雄同株(しゆうどうしゅ)で雌雄異花(しゆういか:同じ個体の植物に雄性と雌性の花が別々に存在すること)です。新葉と花芽が同時に開きます。雄花序は前年枝の葉腋から垂れ下がり、初めは赤みを帯び後に黄褐色になります。雌花序は枝の先端の芽から出て垂れさがります。アカシデは7対程度の葉脈があり、イヌシデは12対ほど、クマシデは15対以上あります。
 和名「赤四手、赤垂(アカシデ)」は、若芽が赤いこと、美しく紅葉するからで、「しで」は紙垂(しで:しめ縄に付ける四角くヒラヒラした紙)のことで、花穂の垂れ下がる様子が似ているからの命名です。

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