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観察日記

野草園で最後に咲く花……「マルバノキ」

投稿日:2017年10月28日

例年、野草園内に最後に咲く花とされている「マルバノキ」が、ついに咲きました

 

マルバノキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルバノキ(マンサク科)
高さ3m程の分枝した枝の葉腋に、ごく短い柄をもつ径1㎝程の暗紅紫色の花“2個背中合わせに”開くのが大きな特徴です。花径は1cm程に思えますが、花弁の先端からだと2cm程あります。花弁は5枚あり、星形に平開します。雌しべの回りに雄しべが5本、各々に未開の葯が2個づつ並んでいます。互生する葉は卵円形で基部は心形なので「マルバノキ」の名です。別名「ベニマンサク」は花が赤色であることに基づいた名前です。山地の谷間などに生える落葉低木で、開花と時を同じくして美しく紅葉してきます。          (「ウランウデの庭」ログハウスの裏に見られます。)
 

 

ツルシキミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルシキミ(ミカン科)の花と果実
本来の花期は3~5月ですが、野草園では毎年秋にも開花します。高さ50cmほどの雌雄異株の落葉小低木で、基部は地上を這います。直径5~8mmの球果が赤く熟した近くに白色~淡紅色の花を円錐花序に密につけています。花弁は4個で、長さ4~5mmの長楕円形の可愛い花です。互生する葉は長さ6~13cmで枝先に集まり、革質で倒卵状長楕円形です。ふちは全縁で表面には光沢があり、裏面には透明な油点があります。                      (園に入ってすぐの植え込み辺りに見られます。)


 

モミジ(カエデ)の仲間が次々に色づいています

ヤマモミジ 紅葉②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマモミジ(ムクロジ科)の紅葉
北海道~島根の、主に日本海側の山地に分布するモミジです。高さは5~10m、葉は対し基部は心形で、掌状に5~9裂します。裂片の先は尾状にとがり、縁には不ぞろいの欠刻状の重鋸歯があります。葉柄は長く、上面には大抵溝があります。2個1対の翼果は長さ約2cmで、鈍角またはやや鋭角に開きます。イロハモミジはほぼ真っ直ぐに開きます。              (「カエデの森」など、所々で見られます。)



このカエデの仲間は、掌状の葉でもなく、紅葉でもなく黄葉です。

チドリノキ黄葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チドリノキ(ムクロジ科)の黄葉
カエデの仲間ですが、子供の可愛い掌のような葉ではなく、長さ7〜15cm、幅3〜7cmの卵状長楕円形で、切れ込みはありません。葉の先は尾状に鋭くとがり、基部は浅いハート形で、ふちには鋭い重鋸歯があります。しかし、春の花や実、そして秋の黄葉を見ると、やはりカエデの仲間です。名は実の形が千鳥に似ているところからチドリノキと呼ばれます。             (「カエデの森」に見られます。)

 

見事な赤の紅葉が目立ちます……「メグスリノキ」

投稿日:2017年10月24日

園内は紅葉が進み、木々がだいぶ色づいてきました。

 

メグスリノキ紅葉メグスリノキ紅葉up

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メグスリノキ(ムクロジ科)
写真のように、紅葉の赤はかなり鮮やかな赤で目立ちます。国内にだけに自生する雌雄異株の樹木で、葉の長さは5~13cm、3枚の小葉からできています(3出複葉)。戦国時代に樹皮を煎じた汁を目薬にした民間療法から名がついたようです。また、樹皮からは木の香りのするお茶が作れるようです。    (園入口正面、「マグノリア通り」などに見られます。)
 

 

ドウダンツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドウダンツツジ(ツツジ科)
高くなっても3m程の落葉広葉低木。本州~九州の温暖な岩山に生えますが、自生地は少ないようです。葉は菱形に近く、大きさは通常約2cm、大きなものは、約5cmになります。新緑花期紅葉と見頃があります。秋は真っ赤に紅葉し見事です。「ドウダン」は、枝分かれしている様子が昔夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたものです。     (「中央広場」植え込みに見られます。)

 

ハーブ園にも花が咲いています。

メキシカンブッシュセージ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メキシカンブッシュセージ(シソ科)
宿根サルビアの仲間で“アメジストセージ”とも呼ばれます。草丈は60~150cm、8~11月と花期は長く、綿に包まれたような(ビロードのような)青紫色の小花をたくさん付けます。中米あたりに分布しますが、日本では秋から咲き始め、冬の寒さが来るまで咲きます。         (「ハーブ園」に見られます。)

 

真っ赤な紅葉と黄金色の果実が美しい……「アブラツツジ」

投稿日:2017年10月18日

アブラツツジ果実・紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アブラツツジの紅葉・果実(ツツジ科)
 枝先に輪生状に集まった葉の裏面は光沢があり、油を塗ったようであることから和名が付きました。春に咲く花は緑白色の壺型の小花で余り目立ちませんが、秋には鮮やかに紅葉します。又、径2~3mmの果実黄金色に輝いて綺麗です。          (「マグノリア通り」に植栽しています。)

 

 

ルイヨウショウマルイヨウショウマ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルイヨウショウマの果実(キンポウゲ科)
比較的深山の林下などに自生する高さ40~70㎝の多年草で、左写真のように茎頂に白色の小花総状花序に付けていました。今熟している果実は径約6㎜ほどの黒い液果です。名の由来は、葉がサラシナショウマの葉に似ることから、類葉(るいよう)升麻(しょうま)の名になったようです。    (「大平沼」南東側に見られます。)



 

オオバクロモジ黄葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオバクロモジの黄葉(クスノキ科)
緑色のすべすべした肌に、次第に黒い斑紋がでることが多く、〝黒文字〟の名の由来となっている樹木です。葉や切った枝が芳香を放つ事でも知られています。緑の葉の表は艶がなく、裏はやや白っぽい感じです。この季節は葉が黄変し、園に明るさを与えています。カツラの黄葉と一緒に楽しんでください。     

      (「マグノリア通り」などで見られます。)

 

 

ヤマボウシ紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマボウシの紅葉(ミズキ科)
花や葉はハナミズキにとても似ている樹木です。白い花弁に見える苞(萼)は段々ピンク色を帯び、花後にはサクランボのような果実を付けましたが、今は葉が暗赤色に紅葉しています。渋い赤の紅葉も一味違った美しさを感じます。各地の山野に普通に自生する落葉高木で、名は丸いつぼみの集まりを坊主頭に、白い苞をそれの頭巾に見たてたものです。      (「中央広場」周囲などに見られます。)