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観察日記

果実はしょっぱい味がして、虫こぶはお歯黒の材料に?…「ヌルデ」

投稿日:2017年9月28日

ヌルデの果実ヌルデの虫こぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌルデの果実と虫こぶ(ウルシ科)
ウルシにそっくりな羽状複葉を付ける、高さ6m程度の落葉小高木。ウルシとの見た目の違いは、葉柄に翼が付く点です。山地に普通に生え、小型白色の花を円錐花序に多数付けて、花後に核果を結びます(左写真)。この小さな果実は表面が塩酸っぱい味がして、アリ達にも人気なようです。右写真は茎の部分にできた“虫こぶ”で、その昔、お歯黒の材料として使われていました。 (「水辺の花コーナー」入口などに見られます。)
 

 

ハイイヌガヤ果実②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイイヌガヤの果実(イチイ科)
イヌガヤの変種で、多雪地の環境に適応した匍匐型の樹形になる常緑低木です。高さは2〜3mで、幹の下の方は地面をはい、先端は斜上します。葉の表面は暗緑色で裏面は白い気孔帯が目立ちます。雌雄別株で、写真の種子は長さ2〜2.5cmの楕円形。初めはうす茶色ですが、翌年の9〜10月に茶色から紅色に熟し、白い粉をかぶる頃には外種皮はやわらくかなり、ヤニくさいものの甘みがあり食べられます。                                        (「クリンソウの谷」南側などに見られます。)

 

 

ニシキギ紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニシキギの紅葉(ニシキギ科)
葉腋から葉より短い柄の集散花序を出し、目立たない淡緑色の花を数個ずつ付けていました。花は目立ちませんが、熟すと二つに裂ける果実を付けます。枝に付くコルク質の4翼と、秋の見事に真っ赤な紅葉が目に付きます。よく似た樹木で、枝に翼のないものをコマユミと言います。                                       (本園の駐車場周辺などに見られます。)
 

 

カツラ黄葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カツラの黄葉(カツラ科)
今の時期のカツラの魅力は、何と言っても「甘い芳香」です。黄色い落ち葉が強い香りを出し、そばに近づいただけでカツラの存在がわかるほどです。日本特産の雌雄異株・雌雄異花の落葉高木で、高さは30mにもなります。花は花弁も萼もなく、雌花には柱頭が糸状で淡紅色の雌しべが3~5個あり、。雄花には、葯が淡紅色の雄しべが多数あります。     (「大平沼」北側などに見られます。)
 

秋と春、2回咲いてくれるサクラ……「ジュウガツザクラ」

投稿日:2017年9月27日

ジュウガツザクラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュウガツザクラ(バラ科)
コヒガンザクラの園芸品種で、春と秋の2回花が咲く特徴があります。花は淡紅白色で八重咲きです。秋に咲く花は春に比べて小形です。野草園では冬には休んで、また春に咲き始めます。通常小木で、樹皮は暗灰褐色、若枝、成葉、葉柄などに毛があります。葉は互生し、倒披針形で質はやや厚いようです。名は十月桜で、秋から開花するからです。まだ咲き始めたばかりですが、時間をかけてたくさん咲いていきます。            

(入り口前の管理棟の付近に見られます。)
 

 

サワフタギサワフタギ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サワフタギの果実(ハイノキ科)
高さ約1~5m程の落葉低木で、5月頃に白色の清楚な花を咲かせていました(左写真)。今、見られる果実は径7mm前後の偏球形で、鮮やかなルリ色の実となります。よく見るとゆがんだ卵形です。サワフタギの別名は“ルリミノウシコロシ(瑠璃実の牛殺し)”。まさに瑠璃色の名前にふさわしい実の色です。その後に付く「牛殺し」の名は、牛の鼻輪を作るくらい木が硬く、頭をたたくと死んでしまうということからです。              

(「ひょうたん池の西側」に見られます。)

         

ヒオウギヒオウギ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒオウギの果実(アヤメ科)
山地の原野に生える高さ60~120㎝の多年草で、夏の終わり頃に茎の端に、径5~6㎝で内側に濃い暗紅点が多数ある黄赤色の花を付けます(左写真)。葉が広い剣状で扇形に並び、桧扇に似ているので名付けられました。5mm程の黒い種子(右写真)は漆黒、〝ぬばたま〟と言われ「黒に付く枕詞」を意味します。観賞用としてもよく栽培されています。    (「七草の庭」「マグノリア通り」に見られます。)
 

 

ツルコケモモツルコケモモ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルコケモモの果実(ツツジ科)

6月頃、ツル性の枝先に1-4本の花柄を出して、先端に下向きの淡紅色の花を1個ずつ咲かせていました。裂片の長さ7-9mmの花冠は4裂し、カタクリのように背面に反り返ります。細い茎は、長さ20cmくらいになりますが 本種は最も小型な矮小低木木本の一つとされます。今色づき始めた果実(右写真)は漿果となり、径1cmほどの球形赤色に熟しクランベリーとして食用にされます。            (「ロックガーデン」に見られます。)

真っ赤な果実はとても綺麗で、花材にされます……「ウメモドキ」

投稿日:2017年9月24日

※ 様々な果実が熟しています。今日は4種類紹介します。

 

◆◆お知らせ◆◆ はるか遠くの島まで渡りをすると言われている蝶「アサギマダラ」は、今朝8時30分の段階で100頭以上、フジバカマの花の蜜を求めて飛んでいました。写真に収めたい方は今がチャンスですよ。

 

 

ウメモドキ雄花ウメモドキ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウメモドキの果実(モチノキ科)
雌雄異株で、葉脇に雄花は多数、雌花は4~5個付きます。(左写真は雄花です)。花後、径5~8mmの真っ赤な球果となり、その美しさは花材として最上級とされます(右写真)。果実はきれいですが、どうしても葉に黒班が入る物が多いようです。湿った場所に生育する高さ2~3mの落葉低木で、長さ7~8㎝の葉の縁には小さな尖った鋸歯があります。     (「友好姉妹都市の庭」に見られます。)

 

 

オオウバユリ (2)オオウバユリの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオウバユリの果実(ユリ科)
夏、高さ1.5~2mの茎に横向きの黄緑色の花を10数個つけていましたが(左写真)、できた果実は全部上向きです(右写真)。長さ5㎝ほどのズングリとした円柱形で、中には薄い翼を持つ種が、何枚も層を作って収まっています。風が吹くと遠くに飛ぶ仕組みです。この後、何もない初冬の野原によく目立ちます。    (「友好姉妹都市の庭」等に見られます。)

 

 

マユミマユミ果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マユミの果実(ニシキギ科)
雌雄異株の落葉低木で、花は淡緑色で四弁の小花で目立ちません(左写真)。果実は枝にぶら下がるようにして付き、小さく角張った殻が四裂する姿です(右写真)。外花被が4裂して中から赤橙色の仮種皮に包まれた種子が現れるのが特徴です。ニシキギ科ですので、紅葉もきれいです。    (「水辺の花コーナー」等に見られます。)

 

 

イワショウブ (2)イワシヨウブ 果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イワショウブの果実(チシマゼキショウ科)
日本固有種で、粘っぽい茎から総状花序を伸ばし小さな白花を多数つける宿根草です。 茎が粘々しているのは蟻などの地を這う昆虫が蜜や花粉を持ち去るのを防ぐためとされます。 草丈は30~40cmで花色は白(左写真)、花後は段々と赤味を増します。果実の頃はかなり濃い赤になり、 楕円形の蒴果を付けます(右写真)。発生過程で大きなな突起物が種子に生じることが特徴です。 (「ロックガーデン」に見られます。)