観察日記
日本の美…カワラナデシコ
投稿日:2015年7月8日
カワラナデシコ(ナデシコ科)
各地の山野に自生する多年草です。草は50cm程の茎が数本固まって生え、対生する葉は線形で、粉をふいたような緑色をしています。まばらに分枝した先端に、径4~5cmの5弁花を付けます。花弁の先端は糸状に裂けて繊細で、日本の野草の中でも最も美しいものの1つです。
ホザキナナカマド(バラ科)
里山の人家の庭先などに植えられる、高さ2~3mの落葉低木。葉は奇数羽状複葉で、枝先に10~20cm程の円錐花序を付けます。径6~7mmの白色の5弁花を多数つけますが、雄しべは花弁より長く突き出るのが特徴です。
イワガラミ(アジサイ科・ユキノシタ科)
名前の通り、幹や枝から気根を出して、岩や木に絡みながら這い登り、10mにもなるツル性の落葉樹です。ガクアジサイのように中心部には小さな両性花が集まり、縁には装飾花が並びます。装飾花の花弁状の萼片が1枚しかないのが大きな特徴です。
ホンカンゾウ(ユリ科)
中国原産で、日本に自生はなく、しばしば植栽されます。高さ60~100cmの茎を直立させ、数個の花を付けます。長さ7cm程の一重の花被片を持つ花は、しゃくれたように上を向いて咲きます。オレンジがかった黄色も特徴ですね。