観察日記
冬芽がいっぱいついているキタコブシ
冬芽がたくさんついているキタコブシ
ネコヤナギのような冬芽がたくさんついているキタコブシです。昨年もたくさんの
花が咲きましたが、今年も4月中旬ごろ、きれいな白い花を見ることができると思
います。
コシノカンアオイは積雪地帯に多い、日本海要素の植物です。
雪が消えたところからいち早く顔を出しています。常緑の葉の
緑色がとても目立ちます。花も咲き始めています。
ネコヤナギのとんがり帽子がいままさに脱げようとしています。ヤマネコヤナギは
少し乾いた山の斜面などに生えていますが、ネコヤナギは水辺が大好きです。
紅色の葯が目立つようになったネコヤナギの花もあります。まもなく黄色い花粉を
出し始めます。残念ながら本園には雄株しかありません。水滴がついているネコヤ
ナギも風情があります。
アケボノソウの根生葉が落ち葉の間から出ていました。9月ごろ
ミズバショウの谷に白い花がたくさん咲きます。
プレオープン1日目
プレオープン1日目、ガイドウォーキングを午前と午後の2回行いました。
ミズバショウの谷で気の早いミズバショウが、花の白い部分を見せて
いました。本格的に咲くのは4月中旬頃からです。
フキノトウも咲き始めました。頭状花の先が黄色いので雄株のほうですが、
雌株も咲き始めています。フキノトウのほろ苦い味は春の味です。
水がぬるんでくると、ヤマアカガエルの活動が活発になります。ミズバショウの
谷にヤマアカガエルが卵をたくさん産んでいました。卵を産んで寒くなると、また
春眠するヤマアカガエルです。
吉林の庭の池には鯉がたくさんいます。水の温度が上がったので、鯉も元気に
泳ぐようになりました。いろんな色の鯉がいて,見ていても飽きません。
今年は園内の木にウスタビガの繭がたくさんついています。20~30個は
いろんな木にしっかりついていました。
園内を回ると植物だけでなく、いろんな新しい発見ができる野草園です。
野草園、プレオープン
4月1日の開園日の前にプレオープンしました。雪がまだ残っていますが
いろんな花が咲き始めています。
ミズバショウの谷に咲き始めたザゼンソウです。雪がとけた所から
咲き始めています。4月中旬ころからはミズバショウも咲き始めます。
ザゼンソウとミズバショウ、4月下旬にはそれぞれ1万株が群生します。
吉林の庭でアセビが咲き始めました。とても小さな花ですが、よく見ると
とてもかわいい花です。馬酔木とは名前のとおり、これをを食べると酔っ
ぱらったようになるからです。有毒植物です。
黄色い花弁と茶色のがくの対比がとてもきれいなマルバマンサクです。マンサクと比べると
木がしなやかで、雪国に適しています。葉の先が丸いのが名前の由来です。
フクジュソウも雪がなくなるとすぐに咲きだします。金色に輝いている花弁がとても
きれいです。暖かさに誘われてさっそく虫たちが花を訪れていました。4月中旬には
ミチノクフクジュソウも咲きだします。
クリンソウの谷にリュウキンカも咲きだしています。きれいな水のあるところが
大好きな花です。黄色の花がこれから立ち上がって咲くので立金花です。
ヤマネコヤナギの雌株です。雄株より少し遅れて咲き、花も少し小さいようです。
山に生えるネコヤナギの意味で、山猫のヤナギではありません。
冬芽もまだ見ることができます。これはアワブキの冬芽です。てぶくろの
ような形をしていて、ふかふかの毛におおわれています。裸芽です。
オオミスミソウ、セツブンソウなどもまもなく咲いてきます。