観察日記
萼片が花弁のように見えるワレモコウ
上から下へと開花します。
ワレモコウ(バラ科)
小さな花が密集した穂状花序をつくる多年草です。花には花弁がなく
4個の萼片が花弁のように見えます。花は暗赤紫色で雄しべは4個で葯
は黒い。子房は萼筒に包まれています。
キオンと違い葉が羽状に深裂します。
ハンゴンソウ(キク科)
草全体が大きく、葉は互生し、羽状に3~7深裂します。茎の先に
散房状に多数の頭花をつけます。舌状花は4~7個です。
頭花は3個の小花からなります。
オクモミジハグマ(キク科)
山地の木陰に生える多年草です。モミジハグマの変種で
す。モミジハグマは西日本に多いのに対して、本種は東日
本に多い。小花が3個あり、花冠は白色で普通う5裂します。
朝開いて夕方しぼむノカンゾウ
花は一重です。
ノカンゾウ(ユリ科)
やや湿ったところに多い多年草です。属名のHemerocallisは
1日美しいという意味です。ノカンゾウの仲間は匐枝を出して増
えます。
紅葉もきれいなホツツジ
ホツツジ(ツツジ科)
日当たりのいい山地に生えます。枝先に円錐花序を
だして淡紅白色の花が多数咲きます。花冠は3個の裂
片に分かれ先はそり返ります。花柱はやや上に曲がり
ます。
旗弁に紅紫色の斑点があるメドハギ
メドハギ(マメ科)
日当たりのよい草地に生える多年草です。葉は3小葉からなり
茎に密生します。花は葉腋に数個ずつつき黄白色です。名は茎を
占いの筮(めどき)に使ったことによります。後に竹で作った筮竹
が多くなりました。
そう果の花柱が羽毛状になるセンニンソウ
多数の雄しべが目立つセンニンソウ
センニンソウ(キンポウゲ科)
道端など日当たりのよいところに生えるつる性の半低木です。
葉は対生し3~7個の小葉からなる羽状複葉です。花は上向き
に咲きます。白い花弁のように見えるのは萼片で4個あります。
茎葉が抱茎するダキバヒメアザミ
ダキバヒメアザミ(キク科)
山地帯の林縁等に生える多年草です。花は紅紫色で頭花は
上向きです。ヒメアザミ(ナンブアザミの旧名)に似て茎葉が抱
茎するためこの名がつきました。
秋の七草の一つのフジバカマ
フジバカマ(キク科)
関東地方以西の土手などに野生する多年草で、野生は
少なくなっています。葉は対生し普通3深裂します。頭花は
淡紅紫色で散房状に多数つきます。