観察日記
春、真っ先に開花するヤナギ
ネコヤナギは春、真っ先に開花します。
ネコヤナギ(ヤナギ科)
昨年は雪の中で開花していましたが 、今年は大平沼の氷がとけた
水辺に咲いています。帽子状になった芽鱗が抜け落ちて、赤い葯と黄
色い花粉が目立ち始めました。
吉林の庭にはたくさんのアセビがあります。
アセビ(ツツジ科)
白い壺形の小さい花が咲き始めました。馬酔木と書いて
アセビと読みます。大きい馬でもこれを食べると麻痺して酔
ったようになるのでしょうか。有毒植物で、葉の煎汁は駆虫
剤になります。
春の山菜として人気のフキノトウ。
フキノトウ(キク科)
園内いたるところにフキノトウが咲き始めました。雄花から顔を出して、
もう少しすると、雌花が顔を出し始めます。春の山菜として人気がありま
すが、食べすぎは禁物です。
3月中旬に咲き始めたマルバマンサク
今年は平年並みの積雪で、昨年の半分ぐらいしかありません。
そのため、開園日の4月1日には、日陰を残してほとんどの雪が
消えるのではないかと思っています。
3月にマルバマンサクが咲くとほっとします。花といっしょに開園を
待つことができるからです。
マルバマンサク(マンサク科)
園内にあるマルバマンサクは、開花する時期が少し違うので、
次々に咲いてきます。今年は3月中旬から咲き始めて、4月1日
の開園日にはちょうど見ごろになると思います。4月中ごろまでは
咲いています。
「ミズバショウの谷」に咲くザゼンソウも、開園日には多くの花が
咲き始めます。
ザゼンソウ(サトイモ科)
昨年は、雪がいっぱいで、ザゼンソウも雪の中だったのですが、
今年はほとんど雪が消えて、1万株のザゼンソウがまもなく見るこ
とができると思います。ミズバショウの葉も出てきていますので、
4月中旬には両方の花の群生を見ることができます。
オオミスミソウも雪が消えたところから咲き始めました。
オオミスミソウ(キンポウゲ科)
別名ユキワリソウともいわれているように、本当に雪が消えると
すぐに咲きだしてきます。昨年の秋には落ち葉をとり除いたので
日光をいっぱい浴びています。たくさんきれいな花が咲くと思ます。