開園日について

カテゴリー

アーカイブ

未分類

秋 萩の季節 《ツクシハギ》

投稿日:2020年9月6日

P8121178※DSC_0145ツクシハギ (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツクシハギ(マメ科)
秋といえば萩の花、古く万葉の時代から親しまれてきました。万葉集に一番数多く詠まれている花は、梅でも桜でもなく《ハギ》です。秋の七草の歌に詠まれているハギはヤマハギ(8/16に紹介)ですが、ツクシハギも日本固有のハギです。蝶形の花は美しく、上にある旗弁(きべん)は白色、基部に紫色の筋があります。横にある翼弁(よくべん)は紫色、下の竜骨弁(りゅうこつべん)は白色で先が紫色です。 (「七草の庭」で見ることができます)

 

 

 

PA072746 サクラタデ (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラタデ(タデ科)
花のアップした写真を見ると、名前の由来がわかります。小さいながらも、サクラにそっくりの花です。小さいのでややもすると通り過ぎてしまいがちですが、足をとめてじっくりカメラを向けてみましょう。可愛らしいサクラタデの姿が見えてきます。花弁状のものは萼片で5裂し、サクラのような花弁はありません。 (「クリンソウの谷」の南側などで見ることができます)

 

 

 

アキノウナギツカミ (2) アキノウナギツカミ (7)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アキノウナギツカミ(タデ科)
何とも不思議な名前です。他の植物に寄りかかるように長く伸びたつる状の茎には下向きの短い刺がたくさんあり、触ってみるとザラザラします。それが、ヌルヌルしたウナギでもつかめるだろうということで名前がついたようです。葉は矢じり形で、基部は茎を抱いています。枝先に淡紅色の小花が集まってつきます。(「水辺の花コーナー」などで見ることができます)

 

 

 

P9052029 DSC_0435

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オケラ(キク科)
名前だけ聞くと昆虫のオケラを思い浮かべてしまうことが多いようです。由来は古く万葉時代の“ウケラ”という名前が、“オケラ”に転訛したといわれています。茎先に総苞を持つ白色の筒状花がつきますが、総苞の周りに魚の骨を並べたような苞葉があります。若芽はおいしい山菜として知られています。 (「スワンヒルの庭」の西側で見ることができます。)

 

 

 

立ち姿が美しい“クガイソウ”

投稿日:2020年7月8日

P7130119 P7071151

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クガイソウ(オオバコ科)
草丈が1mほどになり、茎の頂に青紫色の美しい花をつけます。穂のような形の花は小さな筒形の花の集まりで、いろいろな種類の昆虫がやってきます。葉が茎に輪になって付き、それが9段ほどになるので“九階草”という名前がついています。クガイソウを見たら、葉の段数を数えてみましょう。(「吉林の庭」などで見ることができます)

 

 

 

DSC_0642クマノミズキ DSC_0233

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クマノミズキ(ミズキ科)
5/26に紹介したミズキの仲間の樹木です。ミズキより1ヶ月ほど遅れて開花します。ミズキの葉は互生ですが、クマノミズキの葉は対生ですので、見分けがつきます。紀伊半島の熊野で発見され、ミズキと同じように春先に枝を切ると水のように樹液が流れ出ることが名前の由来です。 (「シャクナゲの丘」などで見ることができます)

 

 

 

P7071144 P7071146

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マツムシソウ(スイカズラ科)
7月に入ると、少しずつ秋の花と言われている花が咲き始めます。本種の名前の由来も、“松虫が鳴く頃に花が咲くから名がついた”ということのようですが、“松虫”は《童謡:“虫の声”》の最初に登場する秋の虫です。まだ、アブラゼミすら鳴き始めていないのにどうしたことでしょう。 季節は“のりしろ”が重なるように、少しずつ少しずつ変わっていきます。(「スワンヒルの庭」の東側で見ることができます)

 

 

 

P7071118 P7071121

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キンギンボク(スイカズラ科)別名:ヒョウタンボク
春に花が咲く頃、最初に白い花が咲き、その花は次第に黄色に変化していくので“キンギンボク”と呼ばれています。写真を見ると、別名“ヒョウタンボク”というのが一目瞭然です。綺麗な赤い実でとてもおいしそうですが、有毒です。絶対に食べてはいけません。(「クリンソウの谷」の北西側で見ることができます)

 

 

 

DSC_0654チダケサシ P7071131

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チダケサシ(ユキノシタ科)
薄いピンクの花の色が緑の葉をバックにすると良く映え、なんとも言えない美しい色合いです。本種の茎にキノコの乳茸(ちだけ)を刺して持ち運んだということが、名前の由来だそうです。 (「ひょうたん池」の南側などで見ることができます)

 

 

 

P7071141 P7071138

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノコギリソウ(キク科)
葉の形を見ると、なるほど、鋸(のこぎり)のような形をしています。それで、“ノコギリソウ”という名前がついています。古くは平安時代の文献にも登場する花のようですが、ノコギリソウと呼ばれるようになったのは江戸時代の文献からのようです。 (「七草の庭」などで見ることができます)

たくさんの白い花が横になびくオカトラノオ

投稿日:2020年6月30日

P7036781 DSC_0313

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オカトラノオ(サクラソウ科)
梅雨時、野草園に雨が多く降る頃、オカトラノオが咲き出します。すっと真っ直ぐに茎を立ち上げ、その頂にたくさんの白い花をつけて横になびかせる姿はとても印象的です。その花穂の姿が“虎の尾”に似ていることが名前の由来のようです。 (「マグノリア通り」などで見ることができます)

 

 

 

P6286611 P6286695 (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クララ(マメ科)
この植物の名前を聞くと、多くの方が某アニメに登場する女の子のことを思い浮かべるようです。でも、太い根を噛むと、とても苦くて“クラクラする(目がくらむ)”というのが名前の由来のようです。由来を聞くと、思わず笑ってしまいます。古名は“まいりぐさ(末比里久佐)”、苦くて参りましたということらしいのですが、ますます面白い名前です。(「マグノリア通り」の南西側などで見ることができます)

 

 

 

DSC_0424マタタビ P6266240

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マタタビ(マタタビ科)
この時季、山に出かけると白くなっている葉をたくさん見かけます。マタタビの葉です。花の咲く頃、枝先の葉の一部が白くなり、虫たちに花の位置を知らせているとも言われています。近づいて葉の下を見ると、花があります。雌雄異株で、雄花(写真左)はたくさんの黄色い葯が目立ちます。両性花(写真右)は中央に毛のような花柱があります。よく観察してみましょう。 (「大平沼」の北側で見ることができます)

 

 

 

DSC_0194 DSC_0165

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒツジグサ(スイレン科)
水に浮かぶ、白いヒツジのようだから“ヒツジグサ”だと思ったら全く違っていました。ヒツジグサのヒツジとは、“未(ひつじ)の刻”(午後1時~3時)のことです。未の刻頃に花が開くことが名前の由来のようです。でも、ずっと早い時刻から咲いているせっかちな花もあります。スイレンに比べるとずっと小さい花ですが、日本に自生するスイレンの仲間です。(「大平沼」で見ることができます)

 

 

 

DSC_0442ムラサキシキブ P6286687

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムラサキシキブ(シソ科)
夏の初め淡紫色の小さな花を咲かせ、秋から初冬にかけて紫色の小さな果実が熟します。どちらの紫色も、とても美しい色です。名前の由来は、「紫色のシキミ(重なる実のこと)」が転訛したとも、紫色の清楚な実を平安美女の紫式部にたとえたとも言われています。 (「ミズバショウの谷」などで見ることができます)

 

 

 

P6286506 DSC_0244

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤナギラン(アカバナ科)
たくさんの花が下から上に順に咲き上がっていきます。開花後、雄しべが先に熟して花粉を散らし、後から雌しべの先が十字に開いて受粉できるようになります《雄性先熟》。右側の写真をよく見ると、雌しべの様子がよく分かります。細長い葉がヤナギを、花がランを思わせることが名前の由来のようです。 (「クリンソウの谷」などで見ることができます)