観察日記
柱頭が赤いオゼコウホネ
黄色の花がきれいな水草です。
オゼコウホネ(スイレン科)
高山や北地の池沼に生える 多年生の水草です。黄色の花弁
のように見えるのは萼片で、内部に花弁があります。コウホネと
は雄しべの柱頭盤が赤いことで区別できます。
太平洋側の植物のオトコヨウゾメ
オトコヨウゾメ(スイカズラ科)
ミヤマガマズミは日本海側の植物ですが、オトコヨウゾメは
太平洋側の植物です。枝先から散房花序を垂らして、小
さい白い花を数個つけます。秋に果実が赤く熟します。
ナナカマドとアズキナシの雑種です。
カワシロナナカマド(バラ科)
葉を見るとアズキナシとナナカマドの雑種ということが
よくわかります。葉の基部はナナカマドの羽状複葉になり、
上部はアズキナシの単葉になっています。
水辺が好きなクリンソウ
花は段状につきます。
クリンソウ(サクラソウ科)
これから花茎がぐんぐん伸びて、5段~6段輪状に花をつけます。
葉は大形で根際に集まってつき、表面にしわが多いのが特徴です。
寺院の搭の請け花と水煙の間にある九輪にたとえて名付けられました。
西蔵王の山地に普通に自生しています。
ミヤマガマズミ(スイカズラ科)
葉は倒卵形で対生します。5弁の小白花を散房花序に
密生しています。果実は卵形で秋に赤熟します。酸っぱい
ですが食べられます。
鬼の腕から名付けられました。
ラショウモンカズラ(シソ科)
花を横から見ると、渡辺綱が羅生門で切り落とした
鬼の片腕に似ているので、羅生門蔓のながついたそ
うです。