オニグルミ(クルミ科)の葉痕
枝に残った葉が落ちた痕(葉痕)を観察してみると、面白い葉痕が見つかります。その代表が、オニグルミです。羊の顔に似ているとか、猿の顔みたいとかといわれていますが、ひとつひとつ表情が違っていてなかなか面白く思わず笑ってしまいます。葉痕の上部分が冬芽です。右下の写真は、今年落ちたオニグルミの実、やがてリスやカラスの餌になります。(「ミズバショウの谷」木道脇で見ることができます)
キハダ(ミカン科)の葉痕と実
キハダの葉痕(写真上側)は、U字の形で冬芽を囲んでいるようです。その冬芽は、まるで“コアラの鼻”か“ピエロの鼻”のよう。存在感があります。葉痕をよく見ると、水などの通り道だった維管束痕が見えます。下側の写真は木肌の実です。しばらく前までは、まだ緑色の実もありましたが、今はすっかり黒くしわしわになっています。(写真右下)(「ナナカマドの森」北側などで見ることができます)