カレンダー

2017年10月
« 9月  
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031 

カテゴリー

アーカイブ

観察日記

相手を選ぶカッコソウ

投稿日:2012年5月12日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カッコソウ(サクラソウ科)

 山地の林内に生える多年草で、群馬県に自生しているようです。花茎や葉柄が太く、

萼にも白い軟毛が蜜に生えているのが特徴です。紅紫色の花を輪のようにつけていて、

サクラソウとは違った美しさがあります。サクラソウとは葉の付き方で区別できますが、

他の似た種類とは、軟毛の有無でも区別できるようです。株によって花柱の長さが違い、

自殖を避けるしくみになっています。

 

ロックガーデンの山頂に生えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤマオダマキ(キンポウゲ科)

 高山帯に生える多年生草本です。直立した1本の茎の頂に鮮紫色の花をつけます。

外側に見えるのが萼で、内側にあるのが花弁です。花弁の後ろには長い距が伸びています。

紡いだ糸を巻き付けておいた苧環(おだまき)に花の様子が似ているところからから名付けら

れたようです。オダマキは本種の園芸品種と言われています。

 

赤い唇弁が目立ちます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルメンエビネ(ラン科)

 エビネのなかまでは最も北まで生える多年草で、北海道にも普通にあるそうです。

花は、数枚束生した葉の間からでた花茎に10数個つけます。小さな花の唇のように

なっているところが、赤褐色で縮れているのを赤い顔の猿に見たてたようです。エビネ

という名は、数珠状に連なった地下茎が海老に似ているからのようです。

 

ミツバアケビの花です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミツバアケビ(アケビ科)

 葉は波形のきょ歯がある3枚の小葉からなり、花軸の先に十数個

の雄花、基部には雌花が2個ついています。花には花弁がなく萼片

がついています。果皮は紫色を帯び、果肉とともに食用にします。

アケビは「開け実」から来たという説があるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高山植物のミネズオウ

投稿日:2012年5月11日

高山植物を植栽しているロックガーデンに咲いているミネズオウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミネズオウ(ツツジ科)

 中部以北の高山帯に生える常緑低木です。山形県の高山には

普通に自生しています。鳥海山、月山、蔵王山、朝日岳、吾妻山、

飯豊山など。名は峰蘇芳で、山に生えるスオウの意味です。スオウは

針葉樹のイチイのことで、葉がイチイに似ることによるそうです。

 

コキンバイもロックガーデンに咲いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コキンバイ(バラ科)

 山地の林下に生える多年草ですが、山形県の山地にはまれにしか

自生していません。葉は3枚の小葉からなり、すこし毛があります。

花茎は少し毛があり、上部に黄色い5弁化をつけます。

 

 

 自分の大好きな場所で、一株だけ早々と咲いていました。これから

クリンソウの谷で多くの花が咲きだします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリンソウ(サクラソウ科)

 湿り気のあるところが大好きな多年草です。大型の葉は無毛で根ぎわに集まってつきます。

花が開く頃に花茎はぐんと伸び、日本のサクラソウのなかまでは、最も大きいようです。

寺院の塔の請花と水煙の間にある九輪にたとえて名づけられました。紅紫色の花を2~5段

輪状に多数つけますが、まだ最高で7段しか見たことがありません。

 

 

 清楚で気品のあるシロヤシオ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シロヤシオ(ツツジ科)

 太平洋側の山地に生え、花が白いので清楚な感じのするツツジです。名も花が白いことから

きています。葉と同時に枝先の混芽から1~2個の花が咲きます。花は広い漏斗形で先は5裂して

上面に緑色の斑点があります。葉は枝先に5枚輪生状に出ることから、ゴヨウツツジ、古木は松の

樹皮に似ているのでマツハダとも言われています。

 

 

 早々といつもの場所で咲きだしたサクラソウ。他の場所でもまもなく咲きだします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラソウ(サクラソウ科)

 サクラソウのなかまでも特に美しく、プリムラの名での園芸品種も多いようです。

全体に白い縮れた毛があり、葉にはしわが多くふちは浅く切れ込みます。葉の中心から

花茎を伸ばし先端に紅紫色の花をつけています。春の花として、落ち着いた美しさがあります。

株によって雌しべに長短があり、同花受粉を防ぐしくみになっています。

 

 山地に普通のヤマツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマツツジ(ツツジ科)

 北海道から九州まで広く分布して、日本人の多くに親しまれているツツジです。

半常緑低木です。朱色の花は漏斗形で5裂し上面に濃紅色の斑点があります。

花の色には変化があり、紅紫色や白色のヤマツツジもあるそうです。

 

 

 名前がおもしろいツバメオモト

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツバメオモト(ユリ科)

 奈良県以北の深山の樹林内に生える多年草です。葉はオモトに似ています。

上方に数個の花を開きます。花のあと花茎は伸び、花柄も伸びて濃い藍色の

球形の果実をつけます。名は、ツバメの頭は濃い藍色であることから、藍色の果実を

それに見立てたと言われています。

 

 

 葉が亀の甲に似ているタチカメバソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タチカメバソウ(ムラサキ科)

 小さい花ですが、大変きれいな花です。山地の渓谷に生える

多年草です。白色の花をまばらにつけ、先端は5裂し平らに開きます。

 

拡大してもきれいです。

 

日本の固有種 ムラサキヤシオツツジ

投稿日:2012年5月9日

 エゾムラサキツツジ、アカヤシオの次に、ムラサキヤシオツツジが

咲きだしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムラサキヤシオツツジ(ツツジ科)

 日本海側の夏緑林帯に多く針葉林帯にもあります。山形県では、鳥海山、

月山、蔵王山、朝日岳、吾妻山などに普通に自生しています。本園ではロック

ガーデンに植栽しています。

 

 山形では自生地が限られているトウゴクミツバツツジもきれいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トウゴクミツバツツジ(ツツジ科)

 関東の山で多く見られるのでトウゴクの名がつけられました。葉が開く前に紅紫色の花を

横向きに開きます。花は広い漏斗形で深く5裂します。雄しべは10本で雌しべの子房には

長い毛が密生するのが特徴です。葉は枝の先に3枚輪生します。ミツバツツジは、雄しべが

5本なので、区別することができます。

 

ヤマブキに似ているヤマブキソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマブキソウ(ケシ科)

 別名クサヤマブキとも言われているように、花がバラ科のヤマブキに

似ていることが名前の由来のようです。4枚の花弁からは、蛍光を発して

いるような鮮黄色の美しさを感じることができます。茎や葉を切ると黄色の

乳液が出るのはケシ科の特徴です。ケシのなかまにはアルカロイドを含み

有毒なものが多く、ケシからとれるアヘンのように薬用にするものも多いようです。

 

船のいかりに似ているイカリソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イカリソウ(メギ科)

 和名は花の形を船の碇に見たてたものです。主に太平洋側の山地に生える

多年草です。花色は淡紅紫色で、4枚の花弁からのびた長い距が四方につきだし、

前のほうに曲がっているのがよくわかります。漢方では、強壮剤として有名です。

隣り合わせて、日本海側の山地に生えるキバナイカリソウも植えてあります。

 

会津の地名がついたアイズシモツケ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイズシモツケ(バラ科)

 山地の日当たりのよい所に生える落葉低木で、枝には稜があり角張っています。

小枝の先に白い花をたくさんつけて、雄しべがとても目立ちます。雄しべが40本もあり、

花弁より長いからです。名は、はじめ会津地方で見つけられたからと言われています。

別名シロバナシモツケはピンク色のシモツケに対してだと思われます。

 

キジのむしろに見えますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キジムシロ(バラ科)

 まるく広がった様子をキジの座るむしろに見たてたといいます。山野に

普通に見られる多年草です。葉は5~9枚の小葉をもつ奇数羽状複葉で、

一番先にある小葉が一番大きいことがわかります。花は黄色で萼片の外側に

副萼片があるのが特徴です。よく似ているミツバツチグリは、葉が3小葉である

ことと匐枝を出すことで区別できます。

 

 

浦島太郎のつりざおです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウラシマソウ(サトイモ科)

 山野の木陰に生える多年草です。葉は1個根生し11~17枚の小葉からなります。

葉柄の基部から花茎を出し、花の陰に紫褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序をつけます。

このなかまは、若いときは雄花、大きくなると雌花をつけます。秋に赤色の果実が熟します。

花序の先の長い附属体を浦島太郎の釣り糸に見たてたものです。