観察日記

淡紫紅色の花を横向きや斜め下向きに付けるナンブアザミ

投稿日:2019年9月6日

ナンブアザミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナンブアザミ(キク科)

山地の林縁や草原に生える多年草で、高さ1~2mになるアザミです。茎の葉は披針状楕円形で全縁又は羽状に切れ込み、基部は茎を抱きません。花の総苞片は反り返り粘着はせず、淡紫紅色の花を横向きや斜め下向きに付けます。名前は基準山地が岩手県(南部地方)であるからです。 (「ナナカマドの森」に見られます)

 

 

サルスベリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルスベリ(ミソハギ科)

中国原産の落葉高木で、樹皮が剥がれなめらかな木肌が見られます。それが名前の由来、“猿も滑って落ちる”「猿滑り」になっています。花は、赤紫色の6個の花弁が縮れて波打ち、基部が柄のように細くなり、枝先につきます。 (「吉林の庭」に見られます)

 

 

イヌタデ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イヌタデ(タデ科)

道端や荒れ地などに生える1年草で群生します。茎先に花序を出し紅色の小さな花を多数つけます。別名アカマンマと呼ばれ、この花をむしり取って赤飯に見立て子供のままごとに使ったそうです。 (「薬草コーナー」の西側の道側などに見られます)

 

 

ヌルデの虫こぶ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヌルデ(ウルシ科)の虫こぶ

ヌルデの羽状複葉の葉軸部につくられた袋状の虫こぶで、ヌルデミミフシといいます。葉にヌルデシロアブラムシが寄生してできます。虫こぶを加熱乾燥したものが五倍子で、タンニンを豊富に含むので鉄と反応させると黒い染料になり、薬用や染色用に使われました。(「水辺の花コーナー」の西側の道側に見られます。)

距が伸びた黄色の花を釣り下げる、キツリフネ

投稿日:2019年9月4日

キツリフネ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キツリフネ(ツリフネソウ科)

山地の林内や林縁など、湿った半日陰地に生育する1年草で、草丈は50cm程です。葉の付け根から花茎を出し、黄色の花を釣り下げます。淡紅色のツリフネソウの距が巻いているのに対して、本種は距が伸びています。 (「クリンソウの谷」の西側に見られます)

 

 

エゾオヤマリンドウ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾオヤマリンドウ(リンドウ科)

高山の日当たりの良い草原や登山道脇などに生える多年草で、エゾリンドウの高山型と考えられています。花は青紫色の花弁で5つに裂けて上向きに少し開き、茎頂とその付近につきます。 (「薬草コーナー」の北側斜面に見られます)

 

 

リュウキンカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リュウキンカ(キンポウゲ科)

湿地に生える多年草ですが、本園では春だけでなく秋にも咲きます。葉は丸い形をしています。黄色に見えるのは花弁状の萼片で花弁はありません。鮮やかな黄色が金色のように見え、立った茎に花をつけるので「立金花」と名付けられたようです。 (「クリンソウの谷」を流れる小川などに見られます)

 

 

キバナコスモス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キバナコスモス(キク科)

メキシコ原産の1年草で、昭和になってからようやく一般化しました。コスモスよりは草丈が低く40~60cmで長い柄の先に径6cm程の花をつけます。花は濃橙黄色で半八重咲きのようです。 (「スワンヒルの庭」に見られます)

 

 

ヤマボウシの果実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマボウシの果実(ミズキ科)

6月にヤマボウシの花が咲きました。中心にあった淡黄緑色の小さな花が密集してくっつき、花弁や雄しべが散り、雌しべだけが残って集合果になりました。そして今は、それが大きくなり赤く色が着いてきました。それを食べてみると柔らかくマンゴーのような食感があります。 (「中央広場」など所々に見られます)

 

渡り蝶のアサギマダラがフジバカマに飛来しました

投稿日:2019年9月1日

渡り蝶のアサギマダラが、毎年9月になると野草園のフジバカマの花に飛来します。少しずつ増え9月の下旬に最も多く200頭近くにもなります。そして蜜を十分吸って成熟し、再び南の地方へ飛んでいきます。10月上旬頃までいます。

アサギマダラ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アサギマダラ(タテハチョウ科)

羽を広げると10cmにもなる美しい大形の蝶です。「アサギ」とは薄い藍色や水色のことで、羽の黒い支脈の内側が白っぽい水色になっていることを表しています。蔵王の山々で生まれ育ったアサギマダラの一部が、フジバカマに飛来し蜜を吸っていきます。雄はフジバカマの蜜を吸う必要があります。雌を惹きつけるフェロモンを作るために必要な物質が蜜の中に含まれているからです。 (「七草の庭」のフジバカマに飛来)

 

 

センニンソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センニンソウ(キンポウゲ科)

山野の地面に生える多年生のつる植物です。茎は長く伸びてまばらに分枝し、葉は奇数羽状複葉です。葉の腋に白色の花を多数つけます。花弁に見えるのは萼片で十字に開きます。花後、雌しべの花柱が長く伸びて白色の毛が付きます。それを仙人のひげに見立てて名前がついたようです。 (「マグノリア通り」に見られます)

 

 

ツルマメ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルマメ(マメ科)

 野原や道ばたなどに生えるつる性1年草です。茎には下向きの粗い毛があり、細く他物に巻つき、長く伸びます。葉は互生し3小葉からなり、両面とも毛があります。小葉は狭卵形~披針形です。葉腋から総状花序を出し、径5~8mmの淡紅紫色の蝶形花を3~4個つけます。花後2~3個の種子が入った豆果をつけます。 (「七草の庭」などで見られます)

 

 

ホオズキの果実2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホオズキの果実(ナス科)

黄緑白色の花を咲かせた後に、萼は大きくふくれて果実を包みます、初めは緑色だった萼が熟すに従って橙色に変わってきます。中に赤い果実が入っています。薬用植物で乾燥した根が咳止めや利尿剤として使われます。 (「薬草コーナー」で見られます)