観察日記

ピンク色のサクラソウが湿地にたくさん咲いています

投稿日:2019年5月15日

サクラソウの群生左サクラソウの群生右

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラソウの群生

湿った所に生える多年草ですが、野生の群落を見ることはまれになってきています。しかし、園内の「クリンソウの谷」の北側の一角にはピンク色のサクラソウが群生しています。木道を歩きながら、ハート形の花弁、しわの多い葉を見てください。葉の中心から花茎を伸ばし先端に花を数個付けています。

 

 

クマガイソウ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クマガイソウ(ラン科)

杉林や竹林などに多く生育し、長い地下茎で繁殖する多年草です。ラン科ではめずらしく幅の広い2枚の葉が対生状に付きます。名前は、袋状の花を源氏の武将熊谷次郎直実が背負った母衣に例えて「熊谷草」とつけられたものです。 (「ひょうたん池」の西側などに見られます)

 

 

ヤマシャクヤク2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマシャクヤク(ボタン科)

林の斜面などに生育する多年草です。葉は2回3出複葉で、両面とも無毛で柔らかいです。白い花は花弁は5~7個、雄しべは多数でやくが黄色く、雌しべが3個で柱頭が赤黒いです。3~4日で花は散ってしまいます。 (「ミズバショウの谷」の東側の杉林の中などに見られます)

 

 

ザイフリボク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザイフリボク(バラ科)

日本の山地に分布する落葉小高木です。花は5個の白い線形の花弁で、枝先に10個程集まって付きます。その花の集まりの様子が采配に似ているところから「采振り木」と名づけられたようです。別名シデザクラ「四手桜」とも呼ばれます。 (「ナナカマドの森」に見られます)

 

 

オオウラジロノキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオウラジロノキ(バラ科)

落葉高木で、細い幹には刺状の枝が残っています。葉は互生で広卵形、葉縁には先半分に山形の重鋸歯があります。葉裏や葉柄には綿毛が密生しやや白っぽいです。枝の先端に、白色まれに淡紅色を帯びる楕円形の花弁を5個つけた花を数個つけます。(「ナナカマドの森」に見られます)

 

 

フデリンドウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フデリンドウ(リンドウ科)

春に咲く小さなリンドウで、茎の高さが5cm程、その先に1cm程の青紫色の花を数個付けます。花は上向きに咲き日光が当たると開き、雨天や夕刻では閉じてしまいます。名前は、花が閉じたときの形が筆の穂先に似ているのでついたようです。 (「ひょうたん池」の西側など所々に見られます)

 

 

ルイヨウショウマ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルイヨウショウマ(キンポウゲ科)

深山の林内に生える高さ30~80cmの多年草です。葉は2~3回3出複葉です。花茎の先に白い小花の短い総状花序を付けます。小花は萼片が落ち、4~6個の白いへら形の花弁と多数の雄しべがあります。 (「ミズバショウ谷」の東側に見られます)

 

 

ツボスミレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツボスミレ(スミレ科)

草丈は5~25cmになる多年草で、根茎は短く多数の茎を出して大きな株となります。花は白色で、径1cm程と小さく、唇弁には緻密な紫色のすじがあり、側弁の基部には毛があり、距は丸く短いです。葉は心形で縁に波状の鋸歯があります。名は坪庭のような場所に生えるスミレであるからのようです。別名はニョイスミレです。(所々に見られます)

たくさんのツツジが咲き誇る「ツツジの丘」

投稿日:2019年5月13日

ツツジの丘左ツツジの丘右

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツツジが満開

野草園の南東側に位置する「ツツジの丘」は5月になると野生種のツツジの花でいっぱいになります。ヤシオツツジやドウダンツツジの仲間、トウゴクミツバツツジやヤマツツジ等200本以上のツツジが咲き誇っています。

 

 

クリンソウ①

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリンソウ(サクラソウ科)

山地の湿り気の多い所に生える草丈30~80cmの多年草です。しわのある大きな葉は根ぎわに集まってつきます。名前の「九輪」とは五重の塔などの頂上にある九つ輪が付いた飾りの柱のことで、花茎に紅紫色の花を5~7段輪生状に多数付ける姿を例えたものです。花茎の成長と共に段が増えます。 (「クリンソウの谷」に見られます)

 

 

ラショウモンカズラ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラショウモンカズラ(シソ科

林の下に生育する多年草で、太い筒状の青紫色の唇形花を横向きに数段つけます。下唇には濃い紫色の斑点が見られます。この花の形が羅生門で昔、渡辺綱が切り落としたという鬼の腕を思わせるところから名づけられたようです。 (「ひょうたん池」の西側に見られます)

 

 

アズマギク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アズマギク(キク科

乾いた草原などに生える多年草で背丈は20cm程、茎は太く毛があり、葉は根生葉でへら形です。頂茎に3cm程の花を付け、中心には黄色い筒状花を、周りには淡紫色の舌状花を付けます。舌状花の数は多く2~3列に並びます。 (「野草の丘」の頂上付近に見られます)

 

 

ルイヨウボタン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルイヨウボタン(キンポウゲ科)

山地の林内に生える高さ30~70cmの多年草です。2~3裂している葉が、ボタンの葉に似ているため名がついたようです。下の葉は3回3出複葉です。茎頂に花序を出し、黄緑色の6個の花弁状の萼片と蜜腺がある小さな花弁の花をつけます。 (「藤棚」の西側に見られます)

 

 

オオヤマフスマ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオヤマフスマ(ナデシコ科)

山地の草原や道端などに生える草丈5~15cmの小さな多年草で、葉は対生し長楕円形です。花は白色の5弁花で径1cm程です。かたまって咲いていることが多いです。 (「中央広場」の西側の花壇に見られます)

 

 

ミツバツチグリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミツバツチグリ(バラ科)

山野に生える草丈15~30㎝の多年草です。横に伸びる茎を出し広がっていきます。花は花茎の先に十数個つき、黄色の5弁花です。花はキジムシロに似ています。根茎は太く肥大する部分が、「ツチグリ(土栗)」に似ており、葉は3小葉からなるので名づけられたようです。(所々に見られます)

 

ミヤマカスミザクラが満開です

投稿日:2019年5月11日

満開のミヤマカスミザクラミヤマカスミザクラ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

満開のミヤマカスミザクラ

「ひょうたん池」の西側では、世界に1本だけと言われるミヤマカスミザクラが満開です。花は白色です、緑色の葉も開いています。側にカスミザクラが咲いていますので見比べて下さい。

 

 

キジムシロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キジムシロ(バラ科)

山野に見られる多年草です。根生葉は5~9枚の小葉をもつ奇数羽状複葉で、一番先にある小葉がもっとも大きいです。花は黄色の花弁が5個で径1~1.5cmです。株の中央から四方に花茎を伸ばし円形に広がる姿を、キジ(雉)がすわるむしろ(蓆)に例えてつけられた名前です。(「薬草コーナー」や「ロックガーデン」で見られます)

 

 

ミツガシワ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミツガシワ(ミツガシワ科)

山地の湿地や沼に生える1属1種の多年草で、泥中に太い根茎があり、長柄についた3枚の葉が「三ッ柏」の紋に似ていることから名がついたようです。花茎を立て、白い小花を総状に付けます。白い小花は深く5裂し、花弁の内側には縮れた毛を密生します。(「ミズバショウの谷」の北側に見られます)

 

 

ヤマツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマツツジ(ツツジ科)

北海道から九州まで広く分布し、山や林内の日当たりの良い場所に生育します。半常緑低木で、枝や葉裏の葉脈に毛があります。朱色をした漏斗型の花は5裂し、花弁の内側に濃紅色の斑点があります。雄しべは5個で、枝先に2~3個ずつ咲かせます。 (「ツツジの丘」や所々に見られます)

 

 

ドウダンツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドウダンツツジ(ツツジ科)

自生地は少なく、庭木や植え込みとして広く植えられています。花は散形花序で、その小さな花は白色の壺形で下向きにつり下がります。葉は菱形に近く5枚前後の葉を輪生状につけます。(学習センターの前に見られます)

 

 

ウリハダカエデ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウリハダカエデ」(ムクロジ科)

やや湿気のある谷間や緩やかな斜面に生える雌雄異株の落葉高木です。若木は暗緑色に黒い縦縞が入り、菱形状の皮目が点在し、樹皮がマクワウリの実の皮に似ていることから名がついたようです。葉は対生し、扇状五角形で浅く3~5裂します。淡黄色の花を総状に10~15個つけます。雄花(写真)は雌花より大きいです。(「スワンヒルの庭」の北東側に見られます)

 

 

ミツバアケビ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミツバアケビ(アケビ科)

落葉性のツル植物で、茎先に3枚の小葉があることが名前の由来です。先端に雄花が多数付き、基部に数個の大きい雌花がつきます。雌花の濃紫色の花弁に見えるものは顎片です。ミツバアケビは低木などに巻き付いて木に登ります。

(「ナナカマドの森」の北側に見られます)