観察日記
花冠が少し広がった…「ソバナ」
ソバナ(キキョウ科)
山地に生える、高さ50~100cmの多年草。葉は先の尖った卵形で、互生します。茎の上部に、長さ2~3cmの釣鐘型の淡紫色の花をまばらに付けます。花冠の先が広がり、花柱が花冠から出ない点などが区別点です。“ソバ”とは崖の事を指しているようです。 (「深樹の小径」などに見られます。)
ハス(ハス科)
インドなど古く大陸から渡来した多年生水草。長い根茎はレンコンと呼ばれます。径40~50㎝の葉は水面から抜き出て、切れ目のない円形です。花茎もまた水面から立ち上がり、花弁16枚ほどの美しい花を開きます。花径10~25cmの花には芳香もあります。 (「クリンソウの谷」に見られます。)
ノカンゾウ(ススキノキ科)←ユリ科
日当たりの良い草地などに時々見かける、高さ60cmほど多年草。細長い剣状の葉を何本も出し、その中央から花茎を伸ばし、2又に枝分かれして、橙赤色の花を数個つけます。ユリに似た6弁の花は、花被片の長さが7㎝程で、上向きに開きますが、夕方にはしぼむ一日花です。 (「花の草原」に見られます。)
クサフジ(マメ科)
草地や林縁などに見られるツル性の多年草で、長さは80~150㎝になります。上部の葉腋から総状花序を出し、小さな青紫色の蝶形花をたくさんつけます(花長6mm程)。葉は羽状複葉で、先端は巻ひげになっています。名は“藤”に似た花を付けることからのようです。 (「ハーブ園」の周辺などに見られます。)