観察日記

“踊り子”が並んだ…オドリコソウ

投稿日:2016年5月10日

0509 オドリコソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オドリコソウ(シソ科)

東アジアの温帯に広く分布。今ではヨーロッパ原産のヒメオドリコソウにグッと押されていますが、本種は良く見るととてもきれいな植物です。名の通り、本当に笠をかぶった踊り子の姿が思い浮かびます。茎は4稜形で、高さは40㎝内外。卵形の葉が対生するその葉腋に、3㎝程の唇弁花をぐるっと輪になって付けます。    (「七草の庭」の東側に見られます。)

 

 

 

5.07 ミツガシワ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミツガシワ(ミツガシワ科)

氷河期の生き残りの植物と言われ、産地の沼などに生育する多年生の水草です。水面から、カシワに似た3枚の葉を出し、それと並んで根茎から花茎を出して、径1cm程の5裂した白い小花をたくさんつけます。星形の花の裂片の内側には、白い毛が密生しており、目を引きます。      (「大平沼」南東側に見えます。)

 

 

 

0509 エゾノタカネヤナギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エゾノタカネヤナギ(ヤナギ科)

北海道の高山に生育する小低木。地面を這うように伸び、革質で広楕円形の葉を互生します。枝端の若葉や中間葉には、両面に白色の長毛を密生させます。花穂の長さは3~4㎝です。     (「ロックガーデン」で見られます。)

 

 

 

5.14 オオイワカガミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオイワカガミ(イワウメ科)

北海道~九州の亜高山の岩場などに生育する、日本固有の多年草。高さは10~15㎝、根際に付く葉は円形で縁に鋸歯があり、革質でとても光沢があります。和名はこの光沢を鏡に例えたものです。花冠は1.5cm程で、先が細かく切れ込み、フリルの様できれいです。      (「ロックガーデン」に見られます。)

 

 

 

0509 クルマバソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クルマバソウ(アカネ科)

山地の林内等に生える、高さ20㎝ほどの多年草。茎は直立し、四稜があります。葉の上部に、径5mm前後の白色の小花をまばらに付けます。名は、6~10個の葉が車の車輪のように見えることから来ています。   (「吉林の庭」や「ひょうたん池」西側などに見られます。)

 

 

 

0509 ツクバネソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツクバネソウ(シュロソウ科)←ユリ科

山地の林内に自生する、高さ20~30㎝の多年草。長楕円形の4枚の葉を輪生し、葉の中心上部に径2㎝ほどの淡黄緑色の花(萼片)を開きます。面白いのは果実で、黒く球状に熟し、残った萼片と共に「羽子板のハネ」に見えるようになるのです。和名は、その様子から付けられました。    (「深樹の小径」への道沿いに見られます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年はたくさん咲いています…「フデリンドウ」

投稿日:2016年5月9日

0509 フデリンドウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フデリンドウ(リンドウ科)

山野の日当たりの良い所に生える二年草で、秋咲きの他のリンドウに比べると小型です。茎の高さは5cm程で、その先に径1㎝程の青紫色の花を数個つけます。近くで見ると、透き通るような美しさです。和名は、茎の先に付く花の様子を筆に見立てたようです。     (野草園に入ってすぐ右側の斜面などに多く見られます。)

 

 

 

5.14 ミヤマオダマキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤマオダマキ(キンポウゲ科)

青紫の花は、広卵形で傘状に開いた萼片の内側に、円筒状にまとまった花弁が付いた格好です。先端はやや白っぽく、基部からは、萼の間を抜けて距が伸びています。もともとは、北海道~中部地方の山地に分布する多年草で、今では園芸品種として改良され、栽培されています。      (「ロックガーデン」頂上付近に見られます。)

 

 

 

5.06 サクラソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラソウ(サクラソウ科)

サクラソウの仲間でも特に美しく、“プリムラ”の名で園芸品種も多いようです。葉にはシワが多く、その中心から花茎を伸ばし、先端にピンクの花を付けます。「クリンソウの谷」に生育する株の中に、数株だけ白花があるので見つけてみてください。クリンソウやカッコソウに比べると、花弁が平面的な感じがします。

 

 

 

5.14 ナンブソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナンブソウ(メギ科)

独特の形の三小葉の中心から、細いブラシ状の花を付けた姿が林床に見られます。草丈は15~30㎝、径頂の花穂は長さ2、3cm程です。和名は、産地に由来したものです。      (「深樹の小径」に見られます。) ※お詫び…今(5/9  11:45 )に巡回したところ、花の進みが早く、もう散っていました。期待させて申し訳ありません。

 

 

 

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メギ(メギ科)

同じメギ科ですが、こちらは高さ1~1.5mの落葉低木。根もとから幹をたくさん出し、細かく枝分かれして繁ります。葉の付け根辺りに刺が3本生えていて、うっかり触ると痛い目に遭います。葉が開く前に、小さな黄色い花が2~4個ずつ下向きに垂れ下がるように付きます。秋になると小さな果実が真っ赤に熟します。     (「ロックガーデン」の登り口に見られます。)

 

 

 

0504 サルメンエビネ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルメンエビネ(ラン科)

エビネの仲間では最も北まで生える多年草です。数枚束生した葉の間から出た高さ20~30㎝の花茎に、花を数個つけます。小さな花の唇のようになっているところが、赤褐色に縮れているのを、赤い顔の猿に見立てての名のようです。“エビネ”は地下茎の形が海老に似ているからです。     (「大平沼」の東側、木道を抜ける辺りに見られます。)

 

武将の母衣(ほろ)に見立てた…「クマガイソウ」

投稿日:2016年5月7日

5.10 クマガイソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クマガイソウ(ラン科)

北海道~九州の森林内に、しばしば群生します。15㎝程の、ラン科には珍しい扇形の葉を対生し、茎の先に袋状に膨らんだ唇弁花を付けます。この袋状の唇弁を、源氏の武将熊谷次郎直実が背負った矢よけの母衣に例えた和名です。絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。   (「ひょうたん池」の西側や、東トイレ付近の林床に見られます。)

 

 

 

5.03 ヤマブキソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマブキソウ(ケシ科)

バラ科のヤマブキと一見似ていますが、本種は花弁が4枚の草本です。花弁は蛍光っぽい鮮黄色で、ケシの仲間らしく茎や葉を切ると黄色い粘液が出てきます。    (「ヤマブキロード」へ向かう途中の道の左側に見えます。)

 

 

 

5.02 ヤマツツジ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマツツジ(ツツジ科)

花の色には変化があり、紅紫色から白色もあるそうですが、野草園のヤマツツジは濃い朱色でとても目立ちます。花は漏斗型で先が5裂し、上面に濃紅色の斑点があります。多くの日本人に親しまれているツツジで、北海道から九州まで広く分布します。      (「ツツジの丘」始め、園内のあちこちで見られます。)

 

 

 

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ドウダンツツジ(ツツジ科)

庭木や植え込みとしてよく植栽されている、高さ3mに満たない落葉低木。5mm程の白色の釣鐘型の小花をたくさんつけます。白い花は愛らしく、秋の紅葉は真っ赤になり見事です。本州~北海道に生育しますが、自生地は少ないようです。   (「学習センター」前に見られます。)

 

 

 

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オオヤマフスマ(ナデシコ科)

草丈は5~20cm、花も1cmと小さくて目立ちません。単独では見つけにくいのですが、群生している姿は綺麗です。フスマとは布団のことだそうですが、和名の詳しい由来は不明です。    (「マグノリア通り」の樹木の下に見られます。)