観察日記

遅咲きの“ツツジの仲間”

投稿日:2014年6月17日

ほとんどのツツジは、6月に入ると間もなく散ってしまいましたが、この時期になって咲きだす“奥手”の仲間がいます。

 

0617サツキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サツキ(ツツジ科)

山奥の岩肌などにも自生します。家庭では盆栽などにして親しまれています。ツツジの仲間では開花が1ヶ月ほど遅く旧暦の5月『皐月』の頃に咲き揃うところから名が付いたと言われています。

 

 

0617バイケイソウ (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バイケイソウ(ユリ科)

新芽は葉を幾重にも巻き合い、葉巻を突き立てたような状態で生えてきます。湿地に生え、高さは1mにもなります。花がウメに似ているのでこの名のようです。肥大した根茎には強力な毒があります。

 

 

0615ウリノキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウリノキ(ウリノキ科)

白い花弁は6枚で、写真のように著しく外側に巻き込みます。黄色く見えるのは長~い雄しべで、12個あります。おもしろい形の花ですが、長持ちせず、すぐに落ちてしまいます。名は葉の形がウリに似ているからです。

 

 

0613オオバギボウシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオバギボウシ(ユリ科)

ご存知の“ギンボ”です。多年草なので、毎年同じ場所に生えます。名は橋の欄干に取り付けられている“擬宝珠”につぼみが似ているからのようです。

 

 

0617リナリア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リナリア(ゴマノハグサ科)

金魚のしっぽのような形をした小さな花を、長い茎にたくさん付けるので「ヒメキンギョソウ」とも言われます。寒さに強く、発芽率もよい植物です。

良い香りのハーブ園

投稿日:2014年6月15日

昨年、煉瓦を積み直してきれいに整備したハーブ園に花が咲いています。

 

0615チャイブ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャイブ(ヒガンバナ科)

形態的にはアサツキと似ています。ネギの芳香成分を多く含むので、同じにおいがします。糖質をエネルギーに変えやすくする作用もあり、薬味としてとると食欲増進の効果があるそうです。

 

 

 

0615ジキタリス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジキタリス(オオバコ科)

ヨーロッパ原産ですが、観賞用に広く栽培されています。目立つきれいな花ですが、「魔女の指ぬき」「血の付いた男の指」などと呼ばれる事もあるそうです。適度に使えば強心剤ですが、多く使うと有毒です。

他にも、香りのよいハーブが咲いています。来園して香りを試してください。

 

 

他に、園内では……

0615ベニバナヤマシャクヤク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベニバナヤマシャクヤク(ボタン科)

林内などに紫色の花を咲かせる多年草。ヤマシャクヤクに似ていますが、葉の裏に毛があること、雌しべの先が著しく曲がっていること等が違うようです。今日は咲いていますが、すぐ散ってしまうので、出会える人は運のいい人です

 

 

0615コマクサ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コマクサ(ケシ科)

「高山植物の女王」と呼ばれています。日当たりのよい、しかも冷涼な気候と砂礫地を好んで生育します。最近は低地でも栽培可能なものがあるようです。「ロックガーデン」の頂上で咲いています。小さいので、注意して探してください。

 

 

0615サルナシ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルナシ(マタタビ科)

果実は無毛の小さなキウイに似て、味もキウィに似ています。緑白色の花は下向きに咲いているので目立ちません。雄花、雌花、両性花があります。

 

 

0615ハマヒルガオ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハマヒルガオ(ヒルガオ科)

本来は、海辺の砂浜等に生えるツル性の多年草です。葉は丸く厚くつやがあり、乾燥から身を守っています。朝顔に似た花が昼に咲くのでこの名が付きました。

 

 

 

 

 

 

 

早くも赤い実が……

投稿日:2014年6月13日

里では[サクランボの季節]ですが、野草園にも可愛い実が熟したものが見られます。

 

 

0613ヤマウグイスカグラの実

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマウグイスカグラ(スイカズラ科)

春先に高さ2m程度の、よく分枝した木に花筒の細長いピンクの花を咲かせていましたが、今では赤いグミのような実をつけています。この実は見ているだけでも綺麗で可愛いのですが、味は甘くさわやかでとても美味しいのです。

 

 

0610シャクヤク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャクヤク(ボタン科)

ボタン(木本)とそっくりな中国原産の草本。今、「薬草コーナー」で咲いています。“シャク”は味が良いという意味で、根を乾燥したものは鎮静、鎮痛剤として使われます。かなり大きくて見事な花です。

 

 

0612ペントステモン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペントステモン(ゴマノハグサ科)

「ペンステモン」とも言われます。イワブクロの仲間で北米に自生する多年草です。本園では「スワンヒルの庭」の近くに咲いています。「ペント」は5、「ステモン」は雄しべの意味で、雄しべが5個あるように見えることからついた名です。ただし、その中の1個は仮雄しべだそうです。

 

 

0613ムシャリンドウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムシャリンドウ(シソ科)

茎先に青紫色の花を固まってつけます。花は3cm程の長さで、下唇が発達した唇形です。濃い紫の斑が入り、ラショウモンカズラに似ています。葉は幅の広い線形で、対生しています。

 

 

0611ガマズミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガマズミ(スイカズラ科)

野草園では日当たりのよい所で、あちこちに生えています。広卵形の葉は緑が濃く、縁には浅い鋸歯があります。枝の先に写真のような白い小さな花を多数つけます。秋には赤い実となります。

 

 

0613ヒレアザミ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒレアザミ(キク科)

欧州から東アジアに分布する越年生の草本。アザミの仲間はトゲがあるものが多いのですが、本種は茎に凹凸のある翼(ヒレ)があり、トゲだらけの体をしています。花の根もとにもトゲがあります。