観察日記
ゆうゆうと飛んでいるアサギマダラ
毎年フジバカマにやってきます。
今年もフジバカマにアサギマダラがやって来ました。フジバカマの花の
つき方が悪かったので心配していたのですが、これで一安心です。最近
山形でもアサギマダラが羽化することが確認されました。きっと近くの山
から野草園に舞い降りてきたのではないかと思っています。
季節外れにリュウキンカが咲きだしています。
リュウキンカ(キンポウゲ科)
春一番に咲くリュウキンカですが、野草園の本種は秋にも
咲きます。四季咲き性になったのだと思います。
葉が大きいオオバショウマ
オオバショウマ(キンポウゲ科)
山地の林内に生える多年草です。花は無柄です。雄しべは
多数あり、雄しべより短く赤みを帯びているのは雌しべです。
夜明けの空に見立てたアケボノソウ
花冠にある斑点を夜明けの空に見立てました。
アケボノソウ(リンドウ科)
ミズバショウの群生地に生えています。葉は卵形または披針形で
3主脈が目立ちます。茎頂で枝を分け白色の花を開きます。裂片の
緑色の2点は蜜腺溝で、ここから蜜を分泌します。
花冠は白色に近いイヌトウバナ
イヌトウバナ(シソ科)
山地の木陰に生える多年草です。花は白色でわずかに
淡紫色をおびます。萼に開出する長毛があります。
葉の形が亀のようです。
カメバヒキオコシ(シソ科)
葉は対生し、先端は3裂し中央の裂片は尾状に長く伸びます。
枝先の花穂に青紫色の唇形花を多数つけます。花冠の上唇は
そり返って浅く4裂します。下唇は舟形です。
秋の草原をかざるアキノキリンソウ
アワダチソウとも言います。
アキノキリンソウ(キク科)
日当たりのよい山野に生える多年草です。茎葉は卵状楕円形で
基部は細くなっています。枝の上部に頭花を多数つけます。よく似
ているアオヤギンバナは葉が線状披針形です。
茎を切ると白い乳液がでます。
アキノノゲシ(キク科)
茎の下部の葉は羽状に裂け、茎の上部の葉はほとんどが
全縁で小さい。茎の上部に淡黄色の頭花を円錐状に多数つ
けます。葉の幅が細く羽裂しないものをホソバアキノノゲシと
いいます。
落葉木本性のつるです。
アオツヅラフジ(ツヅラフジ科)
山野で普通に見られるつるです。互生する葉は形に変化が
多く卵形や浅く3つに切れ込むものなどいろいろです。葉の付
け根に小さな花をつけます。果実は濃い藍色に熟します。